メテオリック・ボーイ 13
また夕暮れの街を眺めながら、
初めてこの部屋に来た時とはまるで違う気分で、わたしは御ノ瀬くんと向き合っていた。
「以上が結果だよ。わたしが望んだ通りになった…!」
御ノ瀬くんは、静かに頷いた。
「サヤ、まだキミの抱えてる問題があるんじゃない?」
「……お義父さんのこと?」
また彼は静かに頷いた。
「キミの抱えてる問題が、今この学校周辺の中で優先度が一番高いんだ」
言葉を咀嚼し、意味を理解し、ククッと、
わたしは笑ってしまった。
この平和な街の中で、わたしが一番卑屈になり、一番意気消沈している。
そういうことか。
「御ノ瀬くん、お義父さんの問題はどうやって解決するつもり?」
「……言ったろ?俺が直接やるわけじゃない。どうなるかは要請してみないと分からないんだ」
わたしは御ノ瀬くんに抱きついた。
「嘘。あんなに素敵なやり方、誰も思い付かない…!…………もっと、してよ」
「サヤ……どうなるかは…」
御ノ瀬くんは、不思議な雰囲気を出しているけど、やっぱり男の子だった。
少し、脚の間を撫でてあげると、だんだんとズボンの感触が堅いものになってきた。
「サヤ…………やめよう…。俺はそういうつもりで、キミを住まわせているわけじゃない」
「いいの……。…わたしが……したいんだから」
イスからフローリングに倒れ込んだ御ノ瀬くんは、わたしを救った頼れるヒーロー、
という顔ではなかった。
いたいけな、ごく普通の男子高校生。
その表情が、たまらなく愛しかった。
初めてこの部屋に来た時とはまるで違う気分で、わたしは御ノ瀬くんと向き合っていた。
「以上が結果だよ。わたしが望んだ通りになった…!」
御ノ瀬くんは、静かに頷いた。
「サヤ、まだキミの抱えてる問題があるんじゃない?」
「……お義父さんのこと?」
また彼は静かに頷いた。
「キミの抱えてる問題が、今この学校周辺の中で優先度が一番高いんだ」
言葉を咀嚼し、意味を理解し、ククッと、
わたしは笑ってしまった。
この平和な街の中で、わたしが一番卑屈になり、一番意気消沈している。
そういうことか。
「御ノ瀬くん、お義父さんの問題はどうやって解決するつもり?」
「……言ったろ?俺が直接やるわけじゃない。どうなるかは要請してみないと分からないんだ」
わたしは御ノ瀬くんに抱きついた。
「嘘。あんなに素敵なやり方、誰も思い付かない…!…………もっと、してよ」
「サヤ……どうなるかは…」
御ノ瀬くんは、不思議な雰囲気を出しているけど、やっぱり男の子だった。
少し、脚の間を撫でてあげると、だんだんとズボンの感触が堅いものになってきた。
「サヤ…………やめよう…。俺はそういうつもりで、キミを住まわせているわけじゃない」
「いいの……。…わたしが……したいんだから」
イスからフローリングに倒れ込んだ御ノ瀬くんは、わたしを救った頼れるヒーロー、
という顔ではなかった。
いたいけな、ごく普通の男子高校生。
その表情が、たまらなく愛しかった。
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