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セタンスクレ32

[1215] イサヤ 2011-06-23投稿


"―そう思わなければ
      守れなかった"



「…何それ」



ふつふつと感情が込み上げる


「聞こえなかったのか?」

荒ぶる感情をどれだけ飲み込んでも混み上がってくる

まるで嘔吐を我慢してるみたいだ


「ヤりたくなったのかって聴いたんだよ」

「なってねぇよ。まじ何なの?何しに来たんだよアンタ」

一言吐くだけで言葉は止まらなかった

黒川さんは相変わらず冷静にこちらをニラんで来るだけで

余計に怒りが増す

「だいたいさぁ、あんなんあった後によく平気で来れるよな?フツーに部屋まで入ってきて、あげく"ヤりたくなった"?」

止まれ止まれとまれトマレ

「意味わかんねぇ。そっちこそ頭おかしいんじゃない?まさかヤりに来たの?俺の事好きんなったとか言い出すんじゃないだろーな」


「好きだよ」
















何だよ、それ

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