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もうだまされないっ! #8

[4403] 輪廻 2011-08-14投稿


その日の放課後、
サヤのもとへ、望がやってきた。

「あ、夢乃くん!」

「保月さん…!なんで…!!」

望は青ざめていた。

「え?」

「あいつらが、僕に¨謝った¨んだ……」

「本当!良かった…」

望は震えていた。

「ダメだ…。今度は、今度は保月さんが…」

「そんなことしねぇよ…」

サヤに平手打ちをされた、背の高い男子がやってきた。

「これから女子の方にも謝り行くから、あんたもついてきてくれ」

「保月さん……」

「謝るとこを見るだけよ?大丈夫だって。夢乃くんは先に帰ってて」

「僕も一緒に行くから」

男子は特に気にも止めなかった。

サヤはしょうがないな、と困った様に笑い、望を連れて行った。


「あいつらだろ?望」

「うん…」

男子生徒の仲間も、教室の前で待っており、一緒に教室へと入った。
女子生徒とその友人たちの前に、
男子生徒たちは並んだ。

「昨日のことは望に頼んで、俺たちがやらせた」

女子生徒たちは応えた。

「うん、知ってる」

その女たちの冷酷な笑顔を見た瞬間、サヤは男たちにおさえつけられ、布を無理矢理あてられた。
意識がどんどん遠退くなか、望も同じようにおさえつけられているのを見た。

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