官能小説!(PC版)

トップページ >> ボーイズラブ >> HAPPY Christmas! 5

HAPPY Christmas! 5

[948] にゃーす 2011-12-12投稿

もちろん晴明も人間だから笑わないなんてことはない
まあ普通の奴よりは圧倒的に少ないが

けどもし晴明がよく笑う奴だとしても

その笑みの一回一回が俺の奇跡に感じられる筈だ

もう、どういえば良いのか解らないくらい好きで堪らないんだ

夕刻時、イルミネーションが美しく輝き始める時に
横にいる晴明が笑っている

もうそれだけで涙が出そうになるくらい幸せで切なくて

触れないように手を抑えるのも限界なんだ

冷たい風に晴明が首をすくめた

「寒い?」

ふん、と鼻をならして

「冬だからな」

と答える

淡雪みたいに消えた笑みだけど、その眩しさはしつこいくらいまとわりついて
苦しいよ

苦しくなるよ、 晴明


男だからとかもうどうでもいい

そんな悩みはとっくに越えた

どうにかしたい
どうにもできない

でもいつまで想っていてもどうしようもない

それならいっそ、このクリスマスで全て吹っ切ってしまおうか

「どうした」

キュンっと心臓が縮まる
あーもう

俺は乙女か?

うじうじしてんのもいい加減終わりにしたい

「晴明」


言え!
言うんだ、俺!


感想

感想はありません。

「にゃーす」の官能小説

ボーイズラブの新着官能小説

新着官能小説作品

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス