HAPPY Christmas! 10
「晴明が好きだ」
暗い部屋に蝋燭の明かり
俺はようやく、伝えられた
きっと晴明は怒るだろう
あくまで「友達」として俺を認めていたんだから
晴明は静かに蝋燭を見つめながら、その光を宿した瞳をそのままに
「知ってる」
と呟いた
「エッ?」
アホみたいに問い返す
し、知ってる??
晴明はいつものらしい口調で
「当たり前だろ
あれだけ僕にかまって…ついてまわって
女に告白されても付き合わなくて
僕が好きだからに決まってるじゃないか
…
そうじゃなきゃ…
困るだろ…」
消え入りそうな最後の…
晴明はソファから立ち上がり、どうしていいか解らないように髪を指で鋤いた
「晴明!」
もういい
突き飛ばされても
抱き締める
強く抱き締める
棒立ちの晴明が、息を殺してる
物凄い緊張してるのは…もしかして、考えられないけど…まさか…
「俺が…好き?」
掠れた声に
本当に小さな声が耳元で
「たぶんな」
と答えた
引き離して見た顔は…真っ赤になっていて
「たぶん」を確実にするには充分に思えた
暗い部屋に蝋燭の明かり
俺はようやく、伝えられた
きっと晴明は怒るだろう
あくまで「友達」として俺を認めていたんだから
晴明は静かに蝋燭を見つめながら、その光を宿した瞳をそのままに
「知ってる」
と呟いた
「エッ?」
アホみたいに問い返す
し、知ってる??
晴明はいつものらしい口調で
「当たり前だろ
あれだけ僕にかまって…ついてまわって
女に告白されても付き合わなくて
僕が好きだからに決まってるじゃないか
…
そうじゃなきゃ…
困るだろ…」
消え入りそうな最後の…
晴明はソファから立ち上がり、どうしていいか解らないように髪を指で鋤いた
「晴明!」
もういい
突き飛ばされても
抱き締める
強く抱き締める
棒立ちの晴明が、息を殺してる
物凄い緊張してるのは…もしかして、考えられないけど…まさか…
「俺が…好き?」
掠れた声に
本当に小さな声が耳元で
「たぶんな」
と答えた
引き離して見た顔は…真っ赤になっていて
「たぶん」を確実にするには充分に思えた
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