夜鷹の床(44)
「むっ」
つるりと呑み込まれ、ひんやり。またつるりと吐き出され、繰り返す様(さま)に紫乃は楽しげ。汗とも淫汁ともつかぬ濡れようで、滑りも良し。
「紫乃や。これも入れてやりなさい」
今度は胡瓜を手渡され、左平次の顔を上目遣いに見詰める。
「菊座に入れるのです」
不思議そうな顔が好奇に満ちた顔へと変わる。
「そ、そこは堪忍してください……」
左平次は、胡瓜を握り締める紫乃の手に、自分の手を添え包み込んだ。べったりと汗ばんだ手である。
「指を伸ばして……そう」
左手も同じく大きな掌に包まれる。密着する脂肪が紫乃の背中を蒸らした。
「お前さんは若草の匂いがするねえ」
紫乃の体から立ち昇る熱気を胸一杯に吸い込んで左平次。二人羽織りのように左手を操り、茄子を含んだ陰唇に皺の無い指を沿わせる。若筍に味噌を塗り付けるような手付きで粘液を絡め、そのまま降ろして菊座へ。
「ひぁ」
呼吸に合わせて伸縮する筋の、弛んだ隙につぷり。先端を沈めた胡瓜は、ずずいと吸い込まれていった。同時に押し出されて来る茄子を左手で押さえる紫乃。いとおかし、とばかりに笑みを浮かべる。
「お理津さん、痛く無い?」
「はぁぅぅ……は、恥ずかし……」
お理津は両手で顔を覆った。裏庭は炎天下。生暖かい風が紅潮した肌を撫でる。
「はっはっ、そうでしょう、そうでしょう。茄子に犯されながら尻から胡瓜を食うているんですからねぇ。どう思います? 紫乃」
「……いやらしい」
左平次は満足気に頷いた。
「ほれ、もっと激しく出し入れしておやりなさい……このように!」
二人羽織で操る手に抵抗は無い。もはや、操るまでもなし。
「ふんんーっ」
立てた膝が愕々と痙攣を始める。刺を落としてある胡瓜は既に滑りも良く、排泄感がお理津の恥じらいを切り裂いてゆく。弛緩した口元からは唾液が頬を伝い、焦点は天井を突き抜ける。
「あああああああ」
「きゃっ」
唐突に尿道が暴(は)ぜた。左平次に背後から抱かれる形の紫乃は避ける事もままならず、小袖が放水を浴びる。
つるりと呑み込まれ、ひんやり。またつるりと吐き出され、繰り返す様(さま)に紫乃は楽しげ。汗とも淫汁ともつかぬ濡れようで、滑りも良し。
「紫乃や。これも入れてやりなさい」
今度は胡瓜を手渡され、左平次の顔を上目遣いに見詰める。
「菊座に入れるのです」
不思議そうな顔が好奇に満ちた顔へと変わる。
「そ、そこは堪忍してください……」
左平次は、胡瓜を握り締める紫乃の手に、自分の手を添え包み込んだ。べったりと汗ばんだ手である。
「指を伸ばして……そう」
左手も同じく大きな掌に包まれる。密着する脂肪が紫乃の背中を蒸らした。
「お前さんは若草の匂いがするねえ」
紫乃の体から立ち昇る熱気を胸一杯に吸い込んで左平次。二人羽織りのように左手を操り、茄子を含んだ陰唇に皺の無い指を沿わせる。若筍に味噌を塗り付けるような手付きで粘液を絡め、そのまま降ろして菊座へ。
「ひぁ」
呼吸に合わせて伸縮する筋の、弛んだ隙につぷり。先端を沈めた胡瓜は、ずずいと吸い込まれていった。同時に押し出されて来る茄子を左手で押さえる紫乃。いとおかし、とばかりに笑みを浮かべる。
「お理津さん、痛く無い?」
「はぁぅぅ……は、恥ずかし……」
お理津は両手で顔を覆った。裏庭は炎天下。生暖かい風が紅潮した肌を撫でる。
「はっはっ、そうでしょう、そうでしょう。茄子に犯されながら尻から胡瓜を食うているんですからねぇ。どう思います? 紫乃」
「……いやらしい」
左平次は満足気に頷いた。
「ほれ、もっと激しく出し入れしておやりなさい……このように!」
二人羽織で操る手に抵抗は無い。もはや、操るまでもなし。
「ふんんーっ」
立てた膝が愕々と痙攣を始める。刺を落としてある胡瓜は既に滑りも良く、排泄感がお理津の恥じらいを切り裂いてゆく。弛緩した口元からは唾液が頬を伝い、焦点は天井を突き抜ける。
「あああああああ」
「きゃっ」
唐突に尿道が暴(は)ぜた。左平次に背後から抱かれる形の紫乃は避ける事もままならず、小袖が放水を浴びる。
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