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[1548] 輪廻 2012-06-21投稿
ティアは決心していた。
倫子の両親に言うしかない。
彼女が自らのせいで犯されていると。
例えこの家を追い出されても…。

「ただいま帰りました…」

「お帰り。さぁティア今日も…」

「今日は報告したいことが…!!」

「ん?」

学校で起きていることを、ティアは包み隠さず話した。
娘に大変な事態が起きていると…。

義父は表情を崩さず、義母は笑みすら浮かべていた。

「うむ、そうか。あの子は処女を卒業してしまったんだな。なぁ、母さん?」

「え?ええ、そうね。フフ、この子との契約、どうしましょう」

ティアは状況が飲み込めなかった。

「…?の、倫子です…よ?娘さんが…娘さんが…」

「ああ、倫子は私たちの本当の娘じゃないんだよ?」

ティアは頭がきぃんと鳴った。
訳がわからない。

「だ…だとしても…!だとしても…あんなに昔から…!」

「そうだよ、あの子は私たちが君のお父さんから預かった子だからね」

「え…?」

「うるさい娘だね!別にあの子とアンタは姉妹でもなんでもないよ!その辺に棄てられてたんだよ!あの子は!」

「…?」

「当時の兄さんは拾った子供の面倒も見れない、世界中を自由に旅するとても迷惑なくそ野郎だったんだよ。さ、早く今日の肉体労働をしなさい」

そう言われた後は、頭の整理もできないまま義父の同僚たちに良い様に犯された。

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