the angel make love 8
翌朝。
朝露が木々を濡らし、
雲間からは太陽が降り注いでいた。
小鳥は木々に留まり、朝日に囀ずっていた。
「……………………」
「……………」
「……………」
「…………………」
「…………」
「………ぃや…」
「…………………どけよ…」
「……………!!やだ………!」
「…………終わっただろ……
…賭けは……」
「……………………………行かないで…」
「……………………どけよ………」
「…………………………一人に…しないで……」
「…………」
「…………貴斗…さん……………………」
「………おら…行くぞ」
「………………………………………好き」
ガタンッと音がして、花子はベッドに押し倒された。
簡単に衣は剥がされ、
簡単に瞳は涙で濡れ、
簡単に髪は掻き乱され、
二人は狂ったように互いを求め合った。
「っ…はぁ!!
んん………はぁ!!
貴斗さ…ん!!」
「花……」
花子の胸はびくんっと弾け、震え悦び、
互いの唇は互いに何度も何度もしゃぶり合った。
貴斗のそれは、花子の脚の間で、先っぽを切なそうに濡れそぼらせていた。
「んんッ…!!ン…!ぁあ…!!
はぁっ!!」
「ゆっくり入れる……」
「はい…!!…………ぁ…!ぁ…はぁ!
はぁっ!!入り…ました…!!
熱い…です…ぅ!!」
「動くぞ……」
「ぁあ…ああ…!!貴斗さん…!!
動いて…ます…!!こんなに…!!
熱い…!!」
花子は涙を流しながら、
必死に彼の挿入を受けた。
気持ち良くて…、彼が愛しくて…、
別れが切なくて…、彼の眼差しが、
胸を締め付けた。
「はぁ!!ひぁあ!!
んん…!!はぁ!あう!!」
「はぁ…!…花子…!
もっと、早くするぞ…」
「は、はいっ!!ぅぅうう!!
ぁあぁあ!!んんんん!!
やぁぁあ!!」
―もっと、もっと…激しく…!!
突いて…!!―
「ぁあ……!ぅあ…!」
「ぅぅう!!だめ…です…!!
イ…キそ…!!!」
―もっと…強く…!!…私の…
…奥に…!!!―
「もっ…と…激しくすっぞ…!!」
―そう…!!―
「ぁぁあああ!!!…貴斗さ…!ぁあ……ひぁああああぅう!!」
―貴斗さんッ…!!!―
「ぅうう!!…花子…花子!!!」
「貴斗さんッ…!!!」
―好き…―
―好きだ…―
永遠の様な絶頂が、二人を包んでいた。
貴斗は体重をかけないよう、花子の胸に顔を埋めた。
「……………花子…」
「………はぁ………はぁ…」
「未練ならあった………」
「……はぁ、はぁ……?」
「俺は生きてる間、女を抱いたことがなかった……」
「え!それってつまり童…んぐ」
「言うな……はぁ、はぁ……。…こうして願いが叶ったわけだ…死んでからだけどな…はは」
「良かった……貴斗さんの初めて…私で」
「…バカ野郎」
二人はキスをした。
何度も
何度も
何度も。
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「輪廻」の官能小説
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