妄想カテゴリー 6
…友達…君と僕はいつ友達になったのでせうか
「母さんがさ、俺がしょっちゅうつるんでる友達はだめだって言うんだよ、俺とどっこいタチが悪いってさあ…ムカつくよな」
…は、ええ、まあ…
「で、俺んちから一番近くて真面目そうなのが相田くん、いや、相田だったわけ…居候つっても食うもんとかは自費でやるし、礼もする!!つまり夜に母親がお前んちに電話するからそれに俺が出ればいいって…あの…まあ、そーゆーわけ」
ようやく僕は我に返った
「…もしかして、それもう事後報告?」
すると松前殿は明らかにギクッとする
「あー…うん、ごめんなさい、ごめんなさい!本当になんでもするから!
掃除もする、お前んちの手伝いなんでもするから!」
必死な説得に、僕は呆れつつも憐れになってきた
…まあどーせ僕は暇人だ
一夏くらい別に…
「じゃあ、いまから親に頼んでみますよ」
と、しょぼくれていた目が途端に輝きだし…僕が親の承諾を得た頃には歓喜のオーラで満ち溢れていた
「ありがとう!!本当に恩にきる!お前イイヤツだな」
そう言って、満面の笑顔で自分より頭一個分小さい僕の頭をポンポン撫でた
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