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妄想カテゴリー 11

[1905] ぺぺんた 2012-08-16投稿

なんつーか…

僕らが勝手に思い込んでいた「松前」という存在は知れば知るほど違っていた

松前だけじゃないのかもしれない

変に垣根を作っていたのは僕らの方だったんだろうか
風呂場に案内して、一人でフィギアに囲まれながらそんなことを考えていた

「風呂サンキューな」

派手なイラスト入りのTシャツに短パンとゆー姿で松前…李人が帰ってきた

頭にタオルを巻いている

「なんかリラックスしちゃってごめんね、俺図々しいからさww」

「そうだね」

「うわ、ひでーww」

すんなり横に座られると嗅ぎ慣れたシャンプーの香りがした

長くて細い足でアグラをかいて、ニッコリする

「あの…李人って何が趣味なの?」

うわ、お見合いみたいな質問しちゃってるよ

んー、と部屋中にあるフィギアに目を奪われながら李人は頭をかいた

「お前みたいに断言できちゃう趣味ってないのかもしんないなー
カラオケとかゲームとかそこそこやるけど
…スケボーもボードもフットサルも続かなかったしなあ…あ、なんか言ってて虚しくなった」

あわわ、なんか落ち込ませちゃった

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