好きだから?
「何で俺がホストクラブに行かなきゃいけないんだぁ?」
アヤメは溜め息をついた。これから取引き先の接待だった。
取引き先の女社長は大の男好きで、取引きは男じゃなきゃ話も聞いてくれないし、毎回話をする場所はホストクラブ。
ハッキリ言ってアヤメには居にくい場所だ。
それに今はこんな事してる場合じゃない。早く帰ってハルカに電話したい―――我慢出来なくなったら少しでいいから会いたい。愛してると何度も言いたい――――「アヤメ…」―急にハルカの顔が浮かぶ。それがみるみる内にホテルで見たあの可愛い感じた顔になっていって………
アヤメは足の間を見下ろした。
「…………(立っちゃった)照」
今日の店は少し高級感漂う綺麗な店だった。「アヤメくぅーん!」
来た…社長だ。相変わらず指には沢山の宝石がついていていた。
「お久しぶりです。社長」
ここで得意の営業スマイル
「やぁだぁ〜!アヤメ君ったら可愛い笑顔なんだからぁ★ホストだったら絶対に指名しちゃう?」
「はは…」
苦手だ…早く帰りたい。しかしここは気持ちを切り替えて行かなきゃ!うっしゃ!やるぞっ!!
「きゃ〜可愛い子ばっかりぃ〜☆」
入って20分もしない内にもぅすでに社長の回りには数十人のホストがついていた。かなりご満悦の様子。
「…で、取引きなんですが社長…」
「次ドンペリ行っちゃうかぁ☆☆☆いやっ一番高いの出してぇ〜!」
…仕事どころじゃないらしい
ふぅっと溜め息をついて椅子に寄りかかると少し離れたテーブルに見た事のある顔があった。あっちも気付いたようだ。
「卓じゃんっ」「アヤメ先輩っ!」
感想
感想はありません。
「 風花 」の官能小説
- 【PC・スマートフォン版】官能小説を投稿できるようにしました。
- 【携帯版】Amorous[アマラス]の携帯サイトが完成しました。
- PC用官能小説投稿サイト新設のお知らせ
- mxxxxxx.ppp.asahi-net.or.jpのアクセスを禁止しました
- スマートフォンに対応しました。
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開