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 引き籠る陰茎 〜ねじれたロザリオ〜 10

[492] Ajuming‐X 2014-11-12投稿
すると、ダリアは戸棚の奥から粘着テープを取り出した。それを顎の輪郭にめぐらすことができるほどの長さに切り裂くと、みずからの口元を覆い隠すように張ったのである。
ダリアは微笑んだ。
「(これでアタシも喋れない。‘ダリア’はみんな、無言の生き物となった)」
たぶん、そう、ダリアは言ったのだと思う。男は焦った。これまでの人生の中で、僕のプロセスには無かったことがいま、現実で起ころうとしている……どうしよう?どうしたら?どうすればいい。どうすればいい。
「あわわ……何てことしてるんだい。いいかい、今そのテープを剥がすから、喋っていいから、なんでも、どんなことでも言っていいから……!」
テープを剥がすと、彼女は深く息を吐き、言った。
「神の創造した最初の人類‘アダム’とその妻‘イブ’って間違ってるの。‘チンポとマ×コ’が正解。所詮哺乳類なんて生まれる時から灰暗いトンネルを通過してこの世に生をうける。
そして男も女も年頃を迎えると‘トンネル’へ新幹線を開通させたり走行したりする。
トンネルを抜けるとそこは、楽園だった。
なーんて旅してみたっていいじゃない?人生なんだから」


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