官能小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >>  勃起鼻、またの名をピノキオ 2

 勃起鼻、またの名をピノキオ 2

[976] Ajuming‐X 2014-11-29投稿
彼はある意味で言えば、‘真っ正直なピノキオ’だった。
街の女性たちは男を見て笑い、ある者は泣き出し、ある者は恐怖を隠しきれない様子で立ち去り、ある者は怒り、ある者は頬を赤らめうつむいた。
彼だって‘人間の男’である。好きな女が出来れば男のソコは否応無く反応した。――それが、‘真っ正直なピノキオ’たる所以なのである。
彼はけっして嘘はつけない。
彼はけっしてソレを隠す事が出来ない。
彼は、嘘つきではないピノキオなのだった。

そんな実直な人柄――男の分かりやすい誠実さに惹かれたひとりの女が居た。
名は密子。女は自分の名前を紹介する時、いつも、「秘密のミツに、子供のコ。ミツコ(密子)です」と言った。
これは、そんなピノキオとミツコの、ちょっとAbnormalな変態物語である。
男の顔に、男のソレが付いているのと同様、女の体の見えないどこかに、秘密の何かが隠されているのかもしれない。秘めた女のその神秘が、いまだ隠されているのかもしれないのだ。
きっと、恋とはそういうものなのだろう。
隠されている何かが暴かれた時、その成り行きは随時変わってゆくのかもしれない。ミツコの場合、意中の人のその密やかなるモノは常時見られるわけなのだが、けっして、ペニス=思考と、単純にとらえてはならないという事も理解しているのだ。



感想

感想はありません。

「Ajuming‐X」の官能小説

恋愛の新着官能小説

新着官能小説作品

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス