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超ラブ凌辱 8

[469] カスパール 2015-03-29投稿
 早苗が説明するが、内乱が終結して暫くは皆、負傷者の救出に倒壊家屋の除去再建、責任者の始末や行方不明者の捜索等大変だったらしいのだが、それでも幸人や早苗の父親達が占術を用いたところ、少し離れた場所で彼が生きている事までは解ったモノのそれが何処で何をしているのか、と言う事までは探知が効かなかったらしい。

「パワースポットの類いかな、それもとびきり力の強い場所に居て、どうやら自分を見失ってしまっている様だ」

 流石に名手だけあって二人とも其処まで的中させたが、それでも探し出すのは相当に困難である事には違いなく、中には止めるよう勧める人間も居たらしいがそれでも早苗は幸人に会いたい一心で懸命に探索に赴き、三回目にして漸く彼の居場所を突き止めたと言う訳だ。

「お父さん達ね、元から知っていたみたい、私達の事とか、運命とか。でも”最終的には二人の判断だから”って言って、私に聞いてきたの、”お前はどうしたいんだ”って」

 そう言うと顔を上げてしっかりと彼氏の顔を見つめるが、彼女はどうしても幸人と結ばれたかった、彼じゃないと嫌だし、彼以外考えられなかったのだ。

 何よりも胸の奥でハッキリと感じ取っていたのである、きっとこの先生きていても、この人以上に自分を幸せにしてくれる人は居ないだろうし、彼とならばきっと実りある人生を送って行けるだろう、と。

「だからちゃんと宣言したんだ、”私は幸人と結ばれたい”って。・・・お父さんとお母さん、許してくれたよ」

「そっか・・・」

 それを聞いた少年は改めて両親と共に小林のおじさんとおばさんの顔を思い浮かべ、感謝の念を抱いた。

(落ち着いたなら、いつかちゃんと挨拶に行かなきゃ・・・)

 そっと郷愁の念に浸る幸人であったがそんな彼の思いはしかし、次の恋人の一言で吹き飛んだ。

「それでね、”もし幸人くんを見付けたら、お前も一緒に生活させて貰いなさい”って。下界を知る良い機会でもあるし、二人で過ごす事に慣れておく必要もあるだろうからって・・・」

「へっ!?」

 その言葉に一瞬、幸人も呆気に取られてしまうが確かに厳しい面もあるモノの男として尊敬しているし、目標としてもいるが、それにしても自身の両親もそうだったが小林のおじさんも中々に先進的と言うか、大胆不敵と言うか。

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