官能小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 超ラブ凌辱少年期 6

超ラブ凌辱少年期 6

[510] カスパール 2015-04-01投稿
 二人が最上級生となった一学期の土曜日、授業が終わった直後、久方振りに練習試合をしないか、と幸人に誘われた少女が即座に快諾したのであるがこの頃、二人の成績には徐々に隔たりが見られる様になっており、中々勝てない日々が続いていたのである。

 ただしそれは、早苗の場合は”幸人に置いていかれたくない”と言う必死の執念の賜物であったが少年の方は実力的なモノでは無くて、意識と心の在り方に問題があった。

 目の前の事にキチンと集中して対処して行く早苗に対し、良くも悪くも優しい幸人は色々と考え過ぎてしまい、”あれをやってはいけない”、”これをやってはいけない”と自分自身をがんじからめにしてしまうために、折角持って生まれた強大な底力や本当にやりたい事に気付けず、活かす事も出来ずに、中途半端に能力に覚醒したまま過ごして来てしまったのだ。

 そんな状態であったから、彼は中々少女に勝つことが出来なくなっていたのであるが、ある日長男であり次期当主である”東雲 清之介”からの”何がそんなにいけないの?”という、たった一言のアドバイスが切っ掛けとなり、漸くその呪縛から自身を解き放ってやる事が出来た。

 更に精進を重ねた結果、自分本来の生き方を取り戻す事に成功した彼は、秘められた真の力にも目覚め、それらを存分に発揮する事が出来る様になったのである。


「はぁっ!!」

「てやっ!!」

 誰もいない二人っ切りの空間、向かって立ちい合う二人は叫ぶと共に地面を蹴り、出会い頭に連撃を放つと早苗はそのまま空へ飛翔し、一方の幸人は地面をしっかりと踏みしめて腹の奥へと力を集中させる。

「はっ」

 手加減を加えているとは言えど、気合い一閃、小さくとも威力十分な少女の拳は確実に彼の鳩尾に命中した、しかし。

「・・・・・!!」

 打ち込んで見て改めてその強靭さが感じられるが、彼の分厚くて高密度の筋肉とそのオーラは、早苗の気迫を包み込むと同時に弾いてしまい、衝撃が骨まで伝わらない。

「てやぁっ!!」

 少し剥きになった少女が更なる攻撃を加えるモノの打撃が効いていないのは明らかで、現に少年はたじろぎもせずに彼女を見つめていた。

感想

感想はありません。

「カスパール」の官能小説

恋愛の新着官能小説

新着官能小説作品

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス