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愛語り甘熟編 その5

[710] 御法屋 金帯 2015-06-12投稿
 そして自制心は忍耐や辛抱と共に省みる心、即ち反省が出来る人間を育むが、それらのブレーキや自浄能力が無いと、只の意地と何の根拠も無い自尊心(無駄に気位いが高い、と言う事であり、恐らく本来の意味での“プライド”とは違うと思われる)の赴くままに行動する人格が形成されて癖となり、人に因ってはどんな形であれ、最終的に破滅を迎える訳であるが、そう言う事もあってカズキは子育てにはかなりの神経を使っていたのである(これらはリディアと共に気付いたり、両親等の先達から教わった事だった)。

「休んでて、良いよ」

「ううん、平気だから」

 正直疲れている事もあったけれど、それでも二人は互いをフォローし合って厳しくも大切な局面を乗り込えて行ったモノの、その甲斐有って六人全員が健やかに、そしてキチンと育ってくれた。

 また二人は何度か子供達の前でイチャ付いてはキスをしたり、スキンシップを取ったがこれも少年少女達に“夫妻とはどう有るべきか”、”仲良くするとは何なのか”と言うモノをキッチリと伝える事となり、それは将来、ヨシヒコやミリアに多大な恩恵を齎す事となったのだ。

(確かに好きだし尊敬もしているけど。・・・でもなぁ)

(あんなに毎回毎回、目の前でイチャ付かれたら・・・)

「・・・ふう。お待たせリディア」

「あなたぁっ!!」

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