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恋愛モラトリアム 第七話 7

[289] アメージング・ソルジャー 2017-11-25投稿
(無関係の一般人に犠牲が出るようなことになってはまずい)

(報復処置として、各国に潜伏している同志たちに危害が及ばなければよいが)

 この二つが無憂派最大の懸念であり、それだけは何としても阻止すべく、エルフォード達は必死になって日夜、仇明派の行動に目を光らせていたのだ、ところが。

 ここに来て、仇明派に新たな動きが出始めるが無憂派の拠点の一つである“エーテル学園”に同志を送り込み、内情を探ろうとしている、と言うのだ。

「その目的は、エーテル学園の警備教育体制の把握や教師達の思想系統の度合いの調査、そして何より、将来“仇明派となるにふさわしい実力と資質のある子供達の選別”なんだ、奴らはそれをデータ化して彼らのボスに渡す気だ」

「・・・誰が、ボスなんですか?その工作員は誰なのですか?」

「そいつを調べるのが私達の役目さ」

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