恋愛モラトリアム 第九話 11
一瞬、たじろいだコーネリアだったがすぐに落ち着きを取り戻すと余裕の表情でそう応えるものの、なんと先ほど切り落としたゴーレムの手足が風に乗って舞い上がり、本体に纏わり付いたかと思うと瞬く間に復元して起き上がり、再びこちらへと向かって来るではないか。
「お前たちでもそう簡単には勝てん、言ったであろうが!!」
「たあぁーっ!!」
それを聞いたメリアリアがゴーレム達に突っ込んで行き、当たるを幸いに剣で薙ぎ倒し始めるがそれでも先ほどのセフィアリアと同様、次々と復元されてしまい、有効打を与える事が出来ない。
「くあぁ。ハア、ハア、ハア・・・」
「メリアリア、無茶だ!!」
そんな弟子の戦い振りに危機感を覚えた女王が、コーネリアを封じたまま制止を図るがしかし、今のメリアリアには彼女の言葉とて通用しなかった、怖い、戦うのが怖い、だから早く終わらせよう。
それこそが彼女なりの戦いの恐怖に押し流されないための心得であり恐怖を操る術であったのだ。
「お前たちでもそう簡単には勝てん、言ったであろうが!!」
「たあぁーっ!!」
それを聞いたメリアリアがゴーレム達に突っ込んで行き、当たるを幸いに剣で薙ぎ倒し始めるがそれでも先ほどのセフィアリアと同様、次々と復元されてしまい、有効打を与える事が出来ない。
「くあぁ。ハア、ハア、ハア・・・」
「メリアリア、無茶だ!!」
そんな弟子の戦い振りに危機感を覚えた女王が、コーネリアを封じたまま制止を図るがしかし、今のメリアリアには彼女の言葉とて通用しなかった、怖い、戦うのが怖い、だから早く終わらせよう。
それこそが彼女なりの戦いの恐怖に押し流されないための心得であり恐怖を操る術であったのだ。
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