恋愛モラトリアム 第十話 4
そのまま更に手足を拘束して抱き抱えると異変を察知して救援の為に駆け付けて来た増援部隊に引き渡し、自身も上層部への報告と、コーネリアがどこまで情報を持っていたのか、またそれらをどこへと持って行ったのかを調べるために、仲間達と共にシャドウスキルの本部のある、ダグラス中央区画、特別要人地域へと引き上げる積りでいたが、その直前。
「メリー、大丈夫?」
「う、うん。エグ、ヒグゥッ。ありがとうソウタ、大丈夫、だよ・・・」
戦いが終わってメリアリアの下へと駆け付けた蒼太は、改めて治療回復の術式を掛けて彼女の傷を癒すがそんな彼氏にお礼を言って抱き着いた少女の声は震えていた、彼女は泣いていたのだ。
「うええっ、グスッ。こ、怖かった。怖かったよぅ、ソウタァッ!!」
「・・・・・」
それを聞いた蒼太は黙ったまま、彼女をしっかりと抱きしめるがそれを横目で見つめつつ、セフィアリアは確信したのである、“この男の子だ”と。
先日来、どうにも弟子にやる気と元気が戻ってきていると思ったら、それを与えてくれていたのは恐らく彼だったのだろうが、しかし。
(綾壁の人間か。しかし一体、何故・・・?)
「メリー、大丈夫?」
「う、うん。エグ、ヒグゥッ。ありがとうソウタ、大丈夫、だよ・・・」
戦いが終わってメリアリアの下へと駆け付けた蒼太は、改めて治療回復の術式を掛けて彼女の傷を癒すがそんな彼氏にお礼を言って抱き着いた少女の声は震えていた、彼女は泣いていたのだ。
「うええっ、グスッ。こ、怖かった。怖かったよぅ、ソウタァッ!!」
「・・・・・」
それを聞いた蒼太は黙ったまま、彼女をしっかりと抱きしめるがそれを横目で見つめつつ、セフィアリアは確信したのである、“この男の子だ”と。
先日来、どうにも弟子にやる気と元気が戻ってきていると思ったら、それを与えてくれていたのは恐らく彼だったのだろうが、しかし。
(綾壁の人間か。しかし一体、何故・・・?)
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