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アルビレオ27

[394] エレクチオン 2018-05-31投稿
「この国は、日本は良い所よ、私、ずっとここにいたい、お父さんとお母さんと。そしてみんなと一緒に暮らして遊ぶの!!」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・な〜んてね、あははっ!!」

 途中まで暗く沈んだ声でそう語っていた真白はしかし、次の瞬間には明るくニカッと笑って見せた、“ごめんなさい、私らしくなかった”と、しかし。

 その笑顔は寂しげで引き攣っており、無理しているのがバレバレだった、彼女の本心がどこにあるのかは一目瞭然だったがしかし、一方で彼女は自分がわがままを言える立場にないことも知っていたのだ。

 まだ小さいにもかかわらず、周囲への気配りができる子だった彼女はもし、自分がここでぐずれば育ての親である暖燗夫妻と本当の両親との間に亀裂が入ってしまう事になりかねない事を知っていたし、それにやはりアマルフィ夫妻の気持ちを踏みにじる事も出来なかった、やや気の強い部分はあったにせよ根は優しい少女である真白には、本当の父母からの心遣いを無下にする事は出来なかったのだ。

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