官能小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> アルビレオ76

アルビレオ76

[361] エレクチオン 2018-06-29投稿
 それは今までに彼女たちが戦ってきたどんな難敵よりも力強くて凄まじく、外野から見ているだけでもナナミの苦境が伝わってくるものの、事実、このわずか三分にも満たない戦闘でナナミは著しく疲弊していた、レガリアスに入団して以降、彼女のあんなにも苦しそうな表情は見たことがない。

「ま、待って。待って!!」

 程無く彼女の口からは“降参”の言葉が発せられるがその全身からはすでに闘気は消え失せ、立っているのがやっとと言う有様である。

「はあはあっ。そ、想像以上なんてもんじゃないわ。あなた一体、何者・・・?」

「・・・あなたの後輩です、善良な一市民のつもりですがね」

 嘘つけ!!とナナミは内心で毒づくが呆れたことにこちらが剣をしまい、戦闘態勢を解いたというのに留火はまだ警戒を解いてはいない、いわゆる残心であるが日本剣術初体験な彼女達にとっては中々に斬新な光景であっただろう。

「留火・・・」

「ああ、僕は平気なんだけど」

「はあはあっ。す、凄い、凄すぎる・・・」

2018年6月29日14時41分投稿、76話まで。

感想

感想はありません。

「エレクチオン」の官能小説

恋愛の新着官能小説

新着官能小説作品

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス