はじまりは放課後…《1》
真央先輩は、美術の部室にいた。さっき、吾朗先輩にふられたことを、
私は裏庭での目撃で知っていた。
真央先輩は、かなり落ち込んでいるに違いない、だから私が
慰めてあげなきゃ…私はそんな気持ちで、そっと部室のドアを開けたのだ。
真央先輩は、窓際に佇んでいた。サラサラの長い髪が初夏の風に
そよいでいる。真央先輩のコロンの香りが私の鼻を甘く刺激する。
「潤子じゃない? 何どうしたの、今日は部活休みだよ」
私は「はい、知っています」と言いながら、真央先輩に近付いていった。
「じゃあ何しにきたの?」
真央先輩はやはり泣いていたのか、切れ長の目が潤んでいる。
「ごめんない…先輩、私、見ちゃったんです…」
真央先輩は、ちょっと驚いたような顔をしたが「ふ〜ん」と言って、
私から視線を逸らした。
「…で」「はぁ?」「泣き顔を見にきたってわけ」
「そ、そんな、私はそんな為に来たんじゃありません」
「じゃあ、何の為に来たっていうのよ、おしえてよ」
長身の真央先輩は屈んで、私の顔を覗き込む。
「な、何って、わ、私は先輩をす、少しでもゆ、勇気づけ…」
私の最後の言葉は、真央先輩のぽてっと柔らかい唇に覆われてかき消された。
一瞬なにが起こったのか、分からなくなった私。
私は慌てて、真央先輩から離れようともがく。
真央先輩の唇が、私を逃がさない。
私の唇を舐め回し、生温かな舌を私の口の中へ侵入させてきた。
真央先輩の舌と私の舌が口の中で絡み合う。
「う、うぅぅ〜ん…」真央先輩の甘いコロンの香りと、この柔らかな肉の感触。
「やめて…」と私は消え入りそうな声で囁く。しかし、
私はすでに濡れていて、もっともっとと、私の体は真央先輩を求めていた。
私は裏庭での目撃で知っていた。
真央先輩は、かなり落ち込んでいるに違いない、だから私が
慰めてあげなきゃ…私はそんな気持ちで、そっと部室のドアを開けたのだ。
真央先輩は、窓際に佇んでいた。サラサラの長い髪が初夏の風に
そよいでいる。真央先輩のコロンの香りが私の鼻を甘く刺激する。
「潤子じゃない? 何どうしたの、今日は部活休みだよ」
私は「はい、知っています」と言いながら、真央先輩に近付いていった。
「じゃあ何しにきたの?」
真央先輩はやはり泣いていたのか、切れ長の目が潤んでいる。
「ごめんない…先輩、私、見ちゃったんです…」
真央先輩は、ちょっと驚いたような顔をしたが「ふ〜ん」と言って、
私から視線を逸らした。
「…で」「はぁ?」「泣き顔を見にきたってわけ」
「そ、そんな、私はそんな為に来たんじゃありません」
「じゃあ、何の為に来たっていうのよ、おしえてよ」
長身の真央先輩は屈んで、私の顔を覗き込む。
「な、何って、わ、私は先輩をす、少しでもゆ、勇気づけ…」
私の最後の言葉は、真央先輩のぽてっと柔らかい唇に覆われてかき消された。
一瞬なにが起こったのか、分からなくなった私。
私は慌てて、真央先輩から離れようともがく。
真央先輩の唇が、私を逃がさない。
私の唇を舐め回し、生温かな舌を私の口の中へ侵入させてきた。
真央先輩の舌と私の舌が口の中で絡み合う。
「う、うぅぅ〜ん…」真央先輩の甘いコロンの香りと、この柔らかな肉の感触。
「やめて…」と私は消え入りそうな声で囁く。しかし、
私はすでに濡れていて、もっともっとと、私の体は真央先輩を求めていた。
感想
- 2399: レズ? [2011-01-16]
- 2400: 作家、剣:はい、そうです。よろしく。 [2011-01-16]
- 2414: カテゴリ違うのでは? [2011-01-16]
- 2419: 作家、剣:ん…しかし、今後の展開がそればかりというわけではないので、よろしくお願いします。 [2011-01-16]
- 2453: そうですね。失礼いたしましたm(__)m続き期待しています。 [2011-01-16]
- 2460: 作家、剣:それがこちらこそ、ごめんなさい。もうすぐ最終話になるというのに結局レズになってしまいそうな気配です。 [2011-01-16]
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