アサミ11
「私…わかんない…」「…」
お前の言いたい事と違うかも知れないけど、今ボクもそう言おうと思ってた…
ボクは恐る恐るだけど、アサミをそっと抱き締めた。
「アサミ…」
「…」
このタイミング、ズレてなきゃいいけど…
兄妹なのに…なんか苦しい…アサミに恋してるんだろうか…こんなヤツに…まさか…妹だぞ?
アサミは何も言ってくれない。きっとボクの一人よがりだ…
「ごめん…」
ボクはその手を放してアサミを解放した。
「…彼氏…どんな人?」取って付けたような作り笑いだろうな…
アサミは弱く微笑んでボクを見る。
「彼氏…かどうか…」「付き合ってるんだろ?」
「やっぱり…帰る」
ええ?
あたふたしてるかも知れない。なんだ、みっともない…でも…
「もうちょっと…いてくれよ…」
「…どうして?」
「…わからん。帰るなよ」
「…何よ、それ…」
「…ごめん…」
アサミは拍子抜けして笑った。
「変なの…」
「…」
少し沈黙…アサミは残りのコーヒーを飲みに座った。ボクは妹を眺めてほんの少し幸せな気分だった。
お前の言いたい事と違うかも知れないけど、今ボクもそう言おうと思ってた…
ボクは恐る恐るだけど、アサミをそっと抱き締めた。
「アサミ…」
「…」
このタイミング、ズレてなきゃいいけど…
兄妹なのに…なんか苦しい…アサミに恋してるんだろうか…こんなヤツに…まさか…妹だぞ?
アサミは何も言ってくれない。きっとボクの一人よがりだ…
「ごめん…」
ボクはその手を放してアサミを解放した。
「…彼氏…どんな人?」取って付けたような作り笑いだろうな…
アサミは弱く微笑んでボクを見る。
「彼氏…かどうか…」「付き合ってるんだろ?」
「やっぱり…帰る」
ええ?
あたふたしてるかも知れない。なんだ、みっともない…でも…
「もうちょっと…いてくれよ…」
「…どうして?」
「…わからん。帰るなよ」
「…何よ、それ…」
「…ごめん…」
アサミは拍子抜けして笑った。
「変なの…」
「…」
少し沈黙…アサミは残りのコーヒーを飲みに座った。ボクは妹を眺めてほんの少し幸せな気分だった。
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