アサミ16
ボクはテーブルから離れた。タバコに火を着けて、ライターを床に放り投げた。
「お兄ちゃんだって、ここでシてたんでしょ?」
「…」
「ずるい…私にばっかり」
「さっきまでシてたくせに何しにここへ来たんだ」
めちゃくちゃなことを言ってることはわかっている。
「兄妹だよ?関係ないじゃん!」
「あぁ、そうだったな!お前がそいつと一晩中やろうが、オレには関係ない。」
アサミは悲しい溜め息をついた。少し目が潤んでいる。
「勝手だよ…」
「…………」
アサミは帰り仕度を始めた。ボクは知らん振りした。アサミは一度じーっとボクを見つめたみたいだ。
「お兄ちゃん…」
ボクが何も言わないので、アサミは扉を開けて出ていってしまった。バタン……
……知るか…あんなヤツ…ボクの気も知らないで…
…でも…こんな時間じゃあ、電車もない。どうする気だ…
ボクはアパートから飛び出した。
どこだ…アサミ…泣きながら途方に暮れていやしないだろうか…あぁ、ごめん…
「アサミ!」
やっと見つけた!
「ごめん…ごめん」
アサミは悲しい顔を見せたが、泣いてはいなかった。
「お兄ちゃんだって、ここでシてたんでしょ?」
「…」
「ずるい…私にばっかり」
「さっきまでシてたくせに何しにここへ来たんだ」
めちゃくちゃなことを言ってることはわかっている。
「兄妹だよ?関係ないじゃん!」
「あぁ、そうだったな!お前がそいつと一晩中やろうが、オレには関係ない。」
アサミは悲しい溜め息をついた。少し目が潤んでいる。
「勝手だよ…」
「…………」
アサミは帰り仕度を始めた。ボクは知らん振りした。アサミは一度じーっとボクを見つめたみたいだ。
「お兄ちゃん…」
ボクが何も言わないので、アサミは扉を開けて出ていってしまった。バタン……
……知るか…あんなヤツ…ボクの気も知らないで…
…でも…こんな時間じゃあ、電車もない。どうする気だ…
ボクはアパートから飛び出した。
どこだ…アサミ…泣きながら途方に暮れていやしないだろうか…あぁ、ごめん…
「アサミ!」
やっと見つけた!
「ごめん…ごめん」
アサミは悲しい顔を見せたが、泣いてはいなかった。
感想
- 2421: 何か純愛っぽくなってきましたね。こぅぃぅのもぃぃです [2011-01-16]
- 2447: 前回の作品みたいな生々しさがなく、爽やかな作品ですよね。続きが気になります? [2011-01-16]
- 2475: 続き楽しみに待ってます! 作者さんも書くの大変だと思いますが、頑張ってくださいね!根強いファンが待ってます! [2011-01-16]
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