恋の実験室
「綾香ぁ〜〜!!」
奈美は大声を出しながら廊下を走った
「こらっ静かにしなさいっ!」
「あっすみません」
担任の二瓶がすれちがい様に奈美に注意を促した。
「もぅ奈美は?恥ずかしいんだから。んで先生の事で何かあったの?」
「さすが綾香!!よく分かったね〜♪今日は初の勝先生の授業だよ♪」
「あ〜そぅだね」
「どうしよぅ?綾香っ!寝癖付いてない?もっとリップ塗った方がいぃ?汗臭くないかな?今日暑いからなぁ〜」「はいはい…落ち着いて」
クスクスと綾香が笑う。綾香の笑い方ってすごく大人っぽい。笑う度に髪が光に反射してキラキラ色を変える。私もこんな風になりたかったな…綾香は私の憧れ。
「起立〜礼!!」
学級委員の古原晃が挨拶をした。
「えー…では始めます」ついに待ちに待った勝先生の授業が始まった。奈美はぽーっとした顔で先生を見つめていた。
先生ってマツゲ長いな…指も長くて手が大人っぽい…声もすごく低くて――――――
「起立〜礼!!」
ええぇ!!!デジャブっ!?
「奈美〜」
綾香が駆け寄る
もしかして…もしかして…
「授業終わった?」
「うん」
「ごめん綾香…ノート見せて…」
「いいけど、まさか先生にみとれて授業聞いてなかったとか?」
「……(図星)」
……次はちゃんと授業受けよう……
先生の本性を知るのはその日の放課後だった
「さっそく日直かよぉツイテナイ↓↓」
その日奈美は日直でクラスの全員が帰ったのを見て教室に鍵をかけてから帰らないといけなかった
「めんどくさい〜綾香と帰ろうと思ってたのに…ん?」
それは鍵を返そうと実験室の前を通った時だった
「あっ…駄目よ…先生…はん……」
何これ??
「いいだろ?誰もいねぇよ…」
「駄目っ…こんな所でそんな事ぉ…アっ!」
奈美は顔が真っ赤になった。これはそういう事をしてるだよね…つまりこの中でそんな行為をしていると―――\r
「あん…」
「なぁ…いいだろ?金貸してくれよ。10万くらい余裕だろ?」
えっ何でそんな展開に?
「わかったわ…じゃあ今ここでしてぇ…」
え〜〜やめてよぉ!!!
その時――――
「あれ?奈美じゃん」
びっくりして振り向くとそこには晃がいた。「何であんたがっ?」
「部活。サッカー部」
へぇ〜そうだったんだ…って場合じゃないっ!そんな大声出したらバレちゃうッ!
「君はたしか奈美ちゃん?」
振り向くと勝先生がいた。絶体絶命な奈美…
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