階下の女 (2)
仕事を終えて、帰って来ると、オレの部屋のドアノブに紙袋がぶる下がっていた。
中を見ると、クッキーか何かの包装された箱。それと、カードが添えられていた。
(今朝はありがとうございました。桐生咲子)と書かれてあった。
カードから、あの人妻、咲子さんのコロンの香りが漂う。
小顔でスリム…そのわりには胸はDカップくらいはあった。
さらさらなロングな髪で泣いているような笑顔…年はオレより、10は上だろう…
34歳位といったところか…。
オレの脳裏から咲子さんとあのピンクのパンティが離れない。
オレは階下へ行き、桐生という表札を確認してから、
ドアホンを鳴らした。
「はい…」と咲子さんの声。今朝も思ったけど、ハスキーだ。
「あの、上の、奥村ですが…」オレは少し緊張した声を出した。
「あっ、今、開けますわ」オレの気のせいか、咲子さんの声は急に弾んだような。
少し待たされて、ドアが開けられた。
何か料理を作っていたのか、いい香りが漂う。
咲子さんは今朝とは違って髪を軽く束ね、フリフリのエプロンを掛けていた。
朝より、落ち着いてみえるが、エプロン姿に、グッときてしまうオレ。
「あの…これは頂けません…」
「あら、そんな、迷惑をかけたんですもの、受け取ってください。つまらない物ですけど」
オレはいりません、と言い、咲子さんに紙袋を押し付けた。
その時、オレの手は彼女の胸に触れてしまった。
うつむく彼女。謝ったもんかどうしたものか、気まずいオレ。
「分かりました。では、これは返して頂きますわ」
呆気ない気もしたが、自分が言い出したことだ、オレは頭を下げて帰ろうとした。
咲子さんは、ドアを閉めかけてところで、小さく「あっ…」と言った。
その声に振り向くオレ。
「ご飯まだですよね…食べていきませんか? もうすぐ主人も帰ってきますし、これを機会に仲良くしたいわ」
一人暮らしの俺はダルいけどこれから、ラーメンでも作ろうかと思っていたところだ。
家庭料理なんて、ここ数年ご無沙汰だ。
「さあ、さあ…」とオレは咲子さんの笑顔に誘われて、いつの間にかスニーカーを脱いでいた。
中を見ると、クッキーか何かの包装された箱。それと、カードが添えられていた。
(今朝はありがとうございました。桐生咲子)と書かれてあった。
カードから、あの人妻、咲子さんのコロンの香りが漂う。
小顔でスリム…そのわりには胸はDカップくらいはあった。
さらさらなロングな髪で泣いているような笑顔…年はオレより、10は上だろう…
34歳位といったところか…。
オレの脳裏から咲子さんとあのピンクのパンティが離れない。
オレは階下へ行き、桐生という表札を確認してから、
ドアホンを鳴らした。
「はい…」と咲子さんの声。今朝も思ったけど、ハスキーだ。
「あの、上の、奥村ですが…」オレは少し緊張した声を出した。
「あっ、今、開けますわ」オレの気のせいか、咲子さんの声は急に弾んだような。
少し待たされて、ドアが開けられた。
何か料理を作っていたのか、いい香りが漂う。
咲子さんは今朝とは違って髪を軽く束ね、フリフリのエプロンを掛けていた。
朝より、落ち着いてみえるが、エプロン姿に、グッときてしまうオレ。
「あの…これは頂けません…」
「あら、そんな、迷惑をかけたんですもの、受け取ってください。つまらない物ですけど」
オレはいりません、と言い、咲子さんに紙袋を押し付けた。
その時、オレの手は彼女の胸に触れてしまった。
うつむく彼女。謝ったもんかどうしたものか、気まずいオレ。
「分かりました。では、これは返して頂きますわ」
呆気ない気もしたが、自分が言い出したことだ、オレは頭を下げて帰ろうとした。
咲子さんは、ドアを閉めかけてところで、小さく「あっ…」と言った。
その声に振り向くオレ。
「ご飯まだですよね…食べていきませんか? もうすぐ主人も帰ってきますし、これを機会に仲良くしたいわ」
一人暮らしの俺はダルいけどこれから、ラーメンでも作ろうかと思っていたところだ。
家庭料理なんて、ここ数年ご無沙汰だ。
「さあ、さあ…」とオレは咲子さんの笑顔に誘われて、いつの間にかスニーカーを脱いでいた。
感想
- 2975: イイ感じですね♪ [2011-01-16]
- 3010: 作者:ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。 [2011-01-16]
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