恋の実験室?
奈美は気付くと保健室のベットの上にいた。服はきちんと着ていた
「奈美っ…良かったぁ心配したよ…本当に何もなくてよかったぁ」
ふと見ると涙目の綾香がいた。
「あれ…?晃は?」
「あ…あいつは〜…帰ったよっ!!うん。帰った」
「へぇ…そっかぁ」
実は晃は殴られた衝撃で歯が折れて口の中を三針縫う怪我をしていて即病院行きだった。しかも意識が朦朧としているらしい
「そんな事言ったら気にしちゃうからなぁ奈美は…」
「何?綾香」
「何でもないよっ!汗」「へぇ…ねぇ私何でここに?誰が助けてくれたの?綾香が?」
「私が男を殴り飛ばすほどの腕力あると思う?」
綾香が笑って腕を奈美に見せる
「じゃあ誰が…?」
綾香は奈美の耳元で囁いた
「勝先生だよ」
「……………」
勝先生かぁ〜へぇ〜そっかぁ〜
「って,えぇえぇ〜!!何で!?」
奈美は勢いよく起き上がる
「晃の様子がおかしいから先生に言ったの。そしたら先生形相変えて奈美の事探しに行ったんだよ?」
勝先生が…嬉しい…
「…こら,なぁにニヤケてんだよっ奈美」
綾香は奈美のおでこをつついた。奈美は顔を真っ赤にしながら布団で顔を隠した。
次の日、晃は学校にこなかった。まだ意識が虚ろらしい。
勝先生の授業があったけど先生は何事もなかったように授業を進めている。
放課後――――
「ほらっ行っといで!」綾香が奈美の肩を押す。二人は実験室の前に居た。
実は昨日のお礼にと奈美はクッキーと手作りの熊の小さなぬいぐるみを作っていた。
「うん…行ってくる」
奈美は深呼吸すると綾香をちらちら見ながら実験室のドアをたたいた。
コンコン――
「どうぞ」
「しつれいします…」
後ろでファイト、と小声で言った綾香を見ながら奈美は部屋へ入った――――
感想
- 3011: 早く続き読みたいです。 [2011-01-16]
- 3105: ありがとうございます?これからも見てくださいね?風花 [2011-01-16]
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