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最期のラブソング

[2882]  2006-06-26投稿
私わ今、この命の灯を自分で消そうとしている。

「こんなつまらない人生なんか生きてても仕方ない…」

失恋した訳でもない。仕事に失敗した訳でもない。ただ…ただ自分が生きている意味が分からなかった…。

この橋カラ身を投げれば楽に死ねるのだろうか…親わ悲しんんでくれるだろうか…と、

「後になればどうでも良い事か…」

と、フッと苦笑いをし橋に足をかけた。

身を投げようとしたその時、

「その命…捨てるくらいなら僕にくれない?」

と、私より2,3つわ年上であろう綺麗な瞳をした男が私に言った。
私わビックリリしてフル?と頭を横に振った。

「あっそ…ならさいなら」

と男わ私を軽く押した。
ビックリした私は男に怒鳴った
「なっ!?…何するのよ!!死ぬ所だったじゃない!!」

「あれ?おかしいなあ…死ぬんじゃなかったの?」

男わ私に冷たく、けれど何処か悲しそううな眼で私に言った。
気付くと私の目からわ大粒の涙が流れていた。

「…あんた…嫌いだ」

男わ私にそう言い残すと、私の前から去って行った。

私と同じ名前の「桜」が美しく舞う春の出来事だった。

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