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永遠にキミだけ。 4

[2050]  友里  2006-07-08投稿
コンコン☆

「祥太?私よ。光」

カチャッ
祥太は扉を開け、ニッコリと微笑んだ。

「待ってましたよ。光お嬢様?」
祥太の横をすり抜け、光はソファに腰掛けた。

「まったく…祥太?一応幼馴染みなんだからタメ口で良いって言ったのに…二人の時くらいは良いじゃない」

呆れ口調で光が言うと、祥太は切なそうな顔をして光を見つめた。

「…いつまでも私は光の幼馴染みなんですか…?私は…あなたと会った時からずっと…」
光は気付いていた。
祥太が自分を見てくれている事を。

祥太は可哀相…あの日祥太に話しかけなければ、祥太は無理矢理この腐った家に連れて来られる事は無かったのに…。



「光…?」

ハッ…
「ごめん…祥太」

「まだダメですか…」
祥太は寂しそうに笑った。

「あ…っそう言えば大切な話って??」
光はワザとらしく話を逸らした。

「あぁ…それが…ご主人様が光にお見合いをさせると…」

「!お見合い…」
「はい。なんとも井口会社の御曹司とか…」

お父様は何を考えているのだろう…まぁどうせ金のことしか考えてないんだろうけど。

「…されるんですか?」

その瞬間、光は不思議な気持ちに気付いた。

いつもは、お父様の意見に背いたことなんて無かった。
お見合いだって何度かしたし…

なんで…私は優貴の事を考えているんだろう。
嫌だ…嫌だ。

『俺を感じて』

優貴じゃないと…嫌…

感想

  • 3616: この話めっちゃ好き?続きスゴイ楽しみなんで頑張って下さい? [2011-01-16]
  • 3649: ゥチも↑↑ [2011-01-16]
  • 3680: 友里です?ありがとうございます? [2011-01-16]

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