まがりかど?
しかしその時。
私の携帯がけたたましく鳴った。あわてて出ると、
「遅い!何してんの?早く帰って来い!」
という上司の声。
私たちは急いでホテルにもどった。
それから二時間ほど後。皆、すっかりできあがってしまい、それぞれ部屋に引き上げていった。
私は廊下に出て、鳴らない携帯を見つめていた。彼氏からの電話を待っていたのだ。
「…何してんの?」
問い掛けられて振り向くと、小林だった。
「別に」
そっけなく言うと。
「あ、彼氏からの電話待ち?」
小林はからかうように言った。
「…でもかかってこないんじゃないの?」
そう言う小林をにらむ。
「そんなことないですよ」
私が言うと、
「でももうこんな時間じゃん?」
時計を見ると12時半だった。約束は10時。…そうだ、多分今日も彼は忘れてしまったのだろう…。約束を破られることにだんだん慣れてしまった私。七年も付き合えば、仕方ないのかもしれないけど。
「浅海ちゃん、ちょっと散歩行こうぜ?まだ飲みが足りないでしょ?」
私は携帯をしまい、うなずいた。
そして…ついていってはいけない人の手を、握ってしまった…
私の携帯がけたたましく鳴った。あわてて出ると、
「遅い!何してんの?早く帰って来い!」
という上司の声。
私たちは急いでホテルにもどった。
それから二時間ほど後。皆、すっかりできあがってしまい、それぞれ部屋に引き上げていった。
私は廊下に出て、鳴らない携帯を見つめていた。彼氏からの電話を待っていたのだ。
「…何してんの?」
問い掛けられて振り向くと、小林だった。
「別に」
そっけなく言うと。
「あ、彼氏からの電話待ち?」
小林はからかうように言った。
「…でもかかってこないんじゃないの?」
そう言う小林をにらむ。
「そんなことないですよ」
私が言うと、
「でももうこんな時間じゃん?」
時計を見ると12時半だった。約束は10時。…そうだ、多分今日も彼は忘れてしまったのだろう…。約束を破られることにだんだん慣れてしまった私。七年も付き合えば、仕方ないのかもしれないけど。
「浅海ちゃん、ちょっと散歩行こうぜ?まだ飲みが足りないでしょ?」
私は携帯をしまい、うなずいた。
そして…ついていってはいけない人の手を、握ってしまった…
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