官能小説!(PC版)

[6930]  2006-07-18投稿
明日は妹の結婚式だ。
俺の可愛い妹が、知らない男と遠くへいってしまう。
実は俺と妹は双子である。歳は22歳。妹は童顔で、いまだに高校生と間違えられるが。
ウチは戸建で、二階が、俺と妹の部屋になっている。
俺の部屋は6畳の和室で、妹の部屋は6畳位の洋間だ。廊下で向かい合わせ。
俺の部屋はゴミ箱で妹の部屋はいつも、小ざっぱりと片付けられている。

(コッコ)俺は妹の部屋をノックした。「何?」ぶっきらぼうの妹の声。
「何してんのかなと思ってさ」
俺は、もう家具類のなくなっている妹の部屋の中を見回した。
今、あるのはシングルベッドと、大きなトランクだけ。
妹は、写真の整理をしていた。
驚くことに、俺と写っている写真が破られ、
無残にもゴミ箱に捨てられている。
「おい、ユキ、全部捨んのかよ」
「当たり前でしょ、心機一転、新たなるスタートよ」
「一枚も残さず破棄かよ」「うん。さっぱりして、卓也と暮らすんだ」
童顔のユキの顔がオトナに見えて、ムカついた。

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