お父ちゃん
「お父ちゃん、薬ちゃんと飲むんだよ。行って来るね」
「あ…気をつけてな」
お父ちゃんは8年前、私が小4の時に父親になった。私は一人っ子なので、その時は、母さんを盗られる気がして不安だった。だけど、お父ちゃんはよく可愛がってくれた。
本当の父親を覚えていないから私もあまり反発しなかったし。
知らない男の人に父さんなんて言えなくて、ウチではなんとなく「お父ちゃん」。
去年母さんが亡くなった。お父ちゃんは私よりも落ち込んで、がっちりした大きな背中も、なんかしょぼんとしている。
「老けるわよ」なんて元気づけてもしばらく立ち直れなかった。私は一人っ子で甘えんぼを決め込みたかったけど、小さい頃は母子家庭、大きくなってからは父子家庭。まだ18だけど、結構苦労してる。今だって、いつの間にかお父ちゃんの世話焼き女房みたいになっちゃった。
「マホ、携帯鳴ってる」
「あ、ごめぇん…あぁお父ちゃん?今からちょっと買い物して帰る…うん…じゃ」
最近友達になったミクがニヤニヤしてる。しまった!
「今お父ちゃんって言った?」
「あ、うん」
「やっだぁ!昭和の下町って感じ」ミクはキャハハとウケてくれた。
「あ…気をつけてな」
お父ちゃんは8年前、私が小4の時に父親になった。私は一人っ子なので、その時は、母さんを盗られる気がして不安だった。だけど、お父ちゃんはよく可愛がってくれた。
本当の父親を覚えていないから私もあまり反発しなかったし。
知らない男の人に父さんなんて言えなくて、ウチではなんとなく「お父ちゃん」。
去年母さんが亡くなった。お父ちゃんは私よりも落ち込んで、がっちりした大きな背中も、なんかしょぼんとしている。
「老けるわよ」なんて元気づけてもしばらく立ち直れなかった。私は一人っ子で甘えんぼを決め込みたかったけど、小さい頃は母子家庭、大きくなってからは父子家庭。まだ18だけど、結構苦労してる。今だって、いつの間にかお父ちゃんの世話焼き女房みたいになっちゃった。
「マホ、携帯鳴ってる」
「あ、ごめぇん…あぁお父ちゃん?今からちょっと買い物して帰る…うん…じゃ」
最近友達になったミクがニヤニヤしてる。しまった!
「今お父ちゃんって言った?」
「あ、うん」
「やっだぁ!昭和の下町って感じ」ミクはキャハハとウケてくれた。
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