桃 ?
帰りの車の中では二人とも無言だった。
ただ信号待ちでは、俺はキスしにいった。
「若いのね。ステキよ」流し目で桃子さんは言う。
「俺だけにしてくれませんか?」
「……」
「智也とはしないでくれませんか?」
フフフ…と笑う、桃子さん。
「約束してください…」
桃子さんは、行き止まりの道で急ブレーキを掛けた。
夕暮で辺りはやや薄暗くなってきている。
「つまらない事言わないでよ」いつになく強い口調で桃子さんは言った。
「陸君がそんな程度なんて思いたくないわ」
「俺は桃子さんが…桃子さんが好きだから…独占欲というか…」
しどろもどろの俺の口調は、尻つぼみになる。
「好きなんて言うのはやめてよ。そんなの重いし望んでない」
好きという俺のこの気持ちが重いと…では、桃子さんは俺の事が
好きではないのか…好きではないのに、あんな行為を俺たちは…。
「私はね、抱いて欲しい時に抱いて欲しいの、それだけの事よ」
「桃子さん…」それじゃあ、虚しくないんですか…とは言えない。
「見て、夕焼けが綺麗ね」微笑む桃子さんの横顔が美しい。
「綺麗ですね」と俺は彼女と同じ空を見上げる。
車の中で、又、桃子さんを食べてしまった。
桃子さんも俺を食べつくしてくれた。
桃子さんの茂みに顔を突っ込み、アソコを舌で弄っている時に
彼女は喘ぎながら言った。
「私ね、もうすぐ死ぬの。手術したくないわ。だから、死ぬのよ」
俺は今一度、桃子さんの顔を見た。
桃子さんは目に涙を溜めて、それでも微笑んでいた。
驚いた俺は、病名を聞くことが出来ない。
何もできずに、桃子さんの胸の中でただ声を上げて泣いた。
「まだ残された時間はあるわ。色々楽しいことしましょ」
桃子さんは、うちの50m先で車を止めて俺を降ろした。
家までの帰り道で、もう桃子に会いたくなっている自分がいた。
ただ信号待ちでは、俺はキスしにいった。
「若いのね。ステキよ」流し目で桃子さんは言う。
「俺だけにしてくれませんか?」
「……」
「智也とはしないでくれませんか?」
フフフ…と笑う、桃子さん。
「約束してください…」
桃子さんは、行き止まりの道で急ブレーキを掛けた。
夕暮で辺りはやや薄暗くなってきている。
「つまらない事言わないでよ」いつになく強い口調で桃子さんは言った。
「陸君がそんな程度なんて思いたくないわ」
「俺は桃子さんが…桃子さんが好きだから…独占欲というか…」
しどろもどろの俺の口調は、尻つぼみになる。
「好きなんて言うのはやめてよ。そんなの重いし望んでない」
好きという俺のこの気持ちが重いと…では、桃子さんは俺の事が
好きではないのか…好きではないのに、あんな行為を俺たちは…。
「私はね、抱いて欲しい時に抱いて欲しいの、それだけの事よ」
「桃子さん…」それじゃあ、虚しくないんですか…とは言えない。
「見て、夕焼けが綺麗ね」微笑む桃子さんの横顔が美しい。
「綺麗ですね」と俺は彼女と同じ空を見上げる。
車の中で、又、桃子さんを食べてしまった。
桃子さんも俺を食べつくしてくれた。
桃子さんの茂みに顔を突っ込み、アソコを舌で弄っている時に
彼女は喘ぎながら言った。
「私ね、もうすぐ死ぬの。手術したくないわ。だから、死ぬのよ」
俺は今一度、桃子さんの顔を見た。
桃子さんは目に涙を溜めて、それでも微笑んでいた。
驚いた俺は、病名を聞くことが出来ない。
何もできずに、桃子さんの胸の中でただ声を上げて泣いた。
「まだ残された時間はあるわ。色々楽しいことしましょ」
桃子さんは、うちの50m先で車を止めて俺を降ろした。
家までの帰り道で、もう桃子に会いたくなっている自分がいた。
感想
感想はありません。
「 剣 」の官能小説
- 【PC・スマートフォン版】官能小説を投稿できるようにしました。
- 【携帯版】Amorous[アマラス]の携帯サイトが完成しました。
- PC用官能小説投稿サイト新設のお知らせ
- mxxxxxx.ppp.asahi-net.or.jpのアクセスを禁止しました
- スマートフォンに対応しました。
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開