サキ 5
ここは旅館と言っても、普通の木造二階建の家だった。階下に正面玄関があり一番、奥に風呂場がある。右手が女湯、左手が男湯。
玄関にはスリッパがたくさん並べてあり、下駄箱には一足の靴もない。
陽の入りまでかなり時間はある。旅館の従業員はちょうど、夕食の支度をはじめているらしく、旅館は静まり返っている。
俺は、都合よすぎるこの状況に喜びながらも、慎重に歩き、のれんをくぐり、そっとドアを開いた。脱衣所にはサキの姿がない。棚にはTシャツとショートパンツが籠にかけてある。
おそらく、砂にまみれた水着は中で脱ぐんだろう。
キュッキュッ。蛇口をひねる音が聞こえる。
シャーッ。シャワーが勢いよく出ている。
俺は、激しくなる胸を押さえながら、そっとガラス戸に手をかけた。
鼓動がうるさくて、指の先まで心臓になったように脈打つ。
別に他意はない。サキの水着を見て、ひやかし、浴室を去るだけだ。
自分に言い聞かせ、そっとそっとガラス戸を引いた。ムォンッ。という熱気と、白い湯気が立ちのぼる。
浴室は意外に狭く、5畳くらいのスペースだった。左手に湯槽、俺の足先1.5メートルの位置にサキがいる。
玄関にはスリッパがたくさん並べてあり、下駄箱には一足の靴もない。
陽の入りまでかなり時間はある。旅館の従業員はちょうど、夕食の支度をはじめているらしく、旅館は静まり返っている。
俺は、都合よすぎるこの状況に喜びながらも、慎重に歩き、のれんをくぐり、そっとドアを開いた。脱衣所にはサキの姿がない。棚にはTシャツとショートパンツが籠にかけてある。
おそらく、砂にまみれた水着は中で脱ぐんだろう。
キュッキュッ。蛇口をひねる音が聞こえる。
シャーッ。シャワーが勢いよく出ている。
俺は、激しくなる胸を押さえながら、そっとガラス戸に手をかけた。
鼓動がうるさくて、指の先まで心臓になったように脈打つ。
別に他意はない。サキの水着を見て、ひやかし、浴室を去るだけだ。
自分に言い聞かせ、そっとそっとガラス戸を引いた。ムォンッ。という熱気と、白い湯気が立ちのぼる。
浴室は意外に狭く、5畳くらいのスペースだった。左手に湯槽、俺の足先1.5メートルの位置にサキがいる。
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