兄貴の女(俺の義姉)〜10〜中編?
翌日、夕方からバイトがあるので彼女に電話で伝える。大学からバイト先に直行する…貴重な時間をバイトで費やすなんて…ついてないなぁ。終わるの、一応夜9時だし…我慢我慢。
午後の講義が終わり少しバイトに行くのに早いから、大学の近くにあるコーヒー屋に行く。そこでカウンターに一人で腰掛けていると、隣にコーヒーを置いて腰掛けて来た女がいる。
「山下君ね、貴方?」
名前を呼ばれて声の方向に顔を向ける…そこには、俺が通っている大学のミスキャンパス『青田 由梨絵』がいた。3回生で、先輩だ。
「そうですけど?」
何で、ミスキャンが俺の名前を知っているんだ?俺は何か不思議な感じがして、彼女に質問した。彼女は小さくクスって笑い、その理由を教えてくれた。
「山下君、貴方有名人よ」
「何でですか?」
「合コン嫌いの、真面目な硬派。私達の間では有名よ、それに誰が山下君を彼氏にするかって、騒いでいるわ」
彼女は微笑んで俺に話し掛けている。彼女には悪いけど、俺には興味が無い。俺には好きな人がいる…兄貴の女の『純子』だ。
「彼女はいるの?」
「います」
「同じキャンパスの子?」
「違いますよ」
俺、こう言う事を色々聞く女って好きじゃない。ミスキャンだろうが、何だろうが関係ないだろう。
「そうなの…」
彼女はそれ以上何も言わない。頼んだコーヒーを飲み干して、早いけどバイト先に行こうと思った。ここから一秒でも離れたい。俺が席を離れたのを彼女が見ているのが判る。俺はコーヒー屋を出て歩いていると、彼女が追いかけてきた。
「待って、山下君!貴方に話があるの!」
彼女は走りながら近寄ってくる。ナンだよ、俺に話って。俺は少し不愉快な気分になった。
午後の講義が終わり少しバイトに行くのに早いから、大学の近くにあるコーヒー屋に行く。そこでカウンターに一人で腰掛けていると、隣にコーヒーを置いて腰掛けて来た女がいる。
「山下君ね、貴方?」
名前を呼ばれて声の方向に顔を向ける…そこには、俺が通っている大学のミスキャンパス『青田 由梨絵』がいた。3回生で、先輩だ。
「そうですけど?」
何で、ミスキャンが俺の名前を知っているんだ?俺は何か不思議な感じがして、彼女に質問した。彼女は小さくクスって笑い、その理由を教えてくれた。
「山下君、貴方有名人よ」
「何でですか?」
「合コン嫌いの、真面目な硬派。私達の間では有名よ、それに誰が山下君を彼氏にするかって、騒いでいるわ」
彼女は微笑んで俺に話し掛けている。彼女には悪いけど、俺には興味が無い。俺には好きな人がいる…兄貴の女の『純子』だ。
「彼女はいるの?」
「います」
「同じキャンパスの子?」
「違いますよ」
俺、こう言う事を色々聞く女って好きじゃない。ミスキャンだろうが、何だろうが関係ないだろう。
「そうなの…」
彼女はそれ以上何も言わない。頼んだコーヒーを飲み干して、早いけどバイト先に行こうと思った。ここから一秒でも離れたい。俺が席を離れたのを彼女が見ているのが判る。俺はコーヒー屋を出て歩いていると、彼女が追いかけてきた。
「待って、山下君!貴方に話があるの!」
彼女は走りながら近寄ってくる。ナンだよ、俺に話って。俺は少し不愉快な気分になった。
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