官能小説!(PC版)

ネコ 1

[10319]  アベ  2006-08-13投稿
「ナオ」
細く頼りない声。
「『お兄ちゃん』だろ?」「ナオ」
「『兄貴』」
「直人」
仕方なく振り返る。フフッと肩をすくめて優が笑う。
「好き」
俺は言葉を無くして、手で振り払う。
「もう帰れ。車で送ってやるから」
フルフルッと頭を振る。
「今日はここに泊まる」
「却下。帰れ」
「お母さんにも言ってきたよ?」
俺を見抜くような真っすぐな視線。ため息が出る。どうして親父もおふくろも、こいつには甘いんだろう?「俺は明日、土曜でも休日出勤なの。おまえにかまってられないの。わかったら帰れ。」
「かまわなくていい。ナオのそばにいたい」
俺の目前に歩み寄る。制服につつまれた胸が大きく上下する。
「。。。少し片付けたい仕事あるから、あっち行ってろ」
途端に目が輝きだす。
「うん!」
短いプリーツスカートをひるがえし、部屋から出ていく。
それから、またドアを開け、ピョコッと顔を出す。
「コーヒー入れよっか?」「いらない」
「そっか」
一人でうなずくと、去っていった。俺はもう一度、ため息をつく。

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