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いけない二人

[4799]  2006-08-22投稿
「あっ…あぁ!あっあっあっ……!!ック!イク!イクー!!」
「…………ぅ!」
付けてたゴムが体液で溢れた。俺は息を整え、それを捨てた。
俺[杉浦 朔次郎(25歳)]と鈴[本間 鈴音(20歳)]は付き合っていない…セックスフレンドかと言えば尚更否定したい。言い訳かもしれないが、お互い求めあっていたかもしれない。
ベットで果てた鈴が息を整え、背を向けて寝たフリをする俺に尋ねる。
「ねぇサク?本当にサクって初めてなの?」
恥ずかしながら俺は過去に彼女はいたものの、Hの経験がない童貞だった。更に恥ずかしいことに真性包茎なのである。それを思い出して恥ずかしくなり、背を向けたまま俺は真実をふざけた感じで言った。
「本当さぁ。強いて言えばAVの知識ぐらい(笑)だいたいやる前に見ただろ?よく俺のあんな状態見て引かずにHしようと思ったなぁ(笑)しっかし最初はマジ泣きそうだった〜。」
鼻で笑い鈴が言う。
「最初ゴム付けただけで痛がって変な汗かいてたもんね☆(笑)サクは…なんでこんな鈴を受け入れてくれたの?」
「………。」
答えることができない。俺にも鈴にも今は好きな人がいない。ましてやバレバレなぐらいにお互いの気持ちに気づいているはず。でも俺と鈴は遠距離だからこれから先、鈴を不安にさせたくないし俺よりいい人なんてすぐに見つかるだろう。俺が受け入れた理由は当然、鈴が好きだから…でも言えない。きっと鈴も同じ気持ちのはず。鈴は経験者だが、好きな人以外とは絶対にやらないことも知っていた。俺だって初めては好きな人がいい!
「ねぇ?どうして?」
「……zzZ」
寝たフリをしてみた(笑)
「もう!いいもん!!」
鈴は頬を膨らまし、お互いが背を向ける形になったのがベットの揺れる音で分かった。
俺は鈴の方を向き、体を寄せて上から顔を覗き込み、優しく髪を撫でた。
「ゴメンゴメン!じゃあ聞くけど…鈴は何で俺としていいと思ったの?」
「そ……それは…。」
「鈴が答えられない気持ちと一緒!あんま考えたらまた気持ち暗くなるから、シャワー浴びて帰ろう☆」
「……うん☆」
気持ちが一緒……それは鈴にとって、そして俺にとって喜んでいいのか分からないが、鈴の顔は喜んでいた。

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