官能小説!(PC版)

視線

[41660]  アベ  2006-08-24投稿
「!」
お尻に手の甲が触れる。
電車の揺れのせいかな?と思う。
しばらくすると、また、今度は強くあたる。こする。少し間があき、手の平がお尻と太ももを撫で回し始める。
「はぁ」
荒い鼻息が髪にかかる。
予感がする。
次にこいつは、手をスカートの中に忍び込ませ、下着を触る。で、割れ目を指で確かめ、やがて直に弄びはじめる。虫酸がはしる。
「ヘンタイ!」
犯人の手首を掴み、言う。車両に乗り合わせた人が一斉に私を見る。
痴漢を見てよ!舌打ちしたくなる。でも、ま、解決。「クスッ」
忍び笑いが聞こえる。ムカついて声の主を見る。
チャコールグレーのパンツに紺のネクタイ。T学院の生徒だ。
ドアに寄り掛かり、右手に英単語本を持ち、混みあった車内で一人涼しげな様子。爽やかな坊っちゃんが、人の惨事を鑑賞してんなよ!
思いとは裏腹に、顔は赤くなる。恥ずかしい。

この路線、通学時間の痴漢が多い。この電車の痴漢行為を撮った無修正のビデオも出回っているらしい。
頭おかしいんじゃないの?と、思う。不快でしかたない。
でも、下着は湿る。それがはがゆい。気持ちは悪い。けど、反応してしまう。
だから、痴漢が許せない。

感想

  • 4878: うんこぶりぶり!くっさあ! [2011-01-16]
  • 4899: キモイおまえ(爆) [2011-01-16]
  • 5075: ↑あははっ。笑 [2011-01-16]
  • 5076: ↑あははっ。笑 [2011-01-16]

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