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元カレ。?

[7078]  Haruka  2006-08-25投稿
「嫌いじゃないんだったら…付き合って行く内に好きになるんじゃない?」

「………」
『確かにぃ。そういう考えもアリか〜。晴奈どうしちゃぅの?』



なんだか…残念なような落ち着かない気持ちは…なんだろう。


「……じゃ…付き合ってみようかな」
『おお☆ラブ?になったら紹介してねッ♪』
「ん………祐也ゴメン。なんか変な相談しちゃって」
「いーよ。別に。新しい彼氏と仲良くなぁ」

トコトコと祐也は、晴奈達から去っていった。

竹村君にいつ返事返そうか…なんて考えてる時、


『キャーッ!』
「……あっ」

祐也が、半分以上床にこぼれたコーラを片手に立ち尽くしていた。

『た…かの君っ!?コーラなんで振ってんの?ダメぢゃん!』

近くにいた女子が、怒声をあげた。

「…ああ…ジュースは全部振るもんかと…」
『もぉッ…バカっ』


女子は笑いながら、祐也にべたべたとまとわりついた。




祐也は、顔も美形で優しく、裏表がないのでかなりモテる。



「…触りすぎでしょ」
『ええ?何がぁ?』




今日は何故か、祐也を見ると胸が焼けるように痛んだ。













「いーよ。付き合っても」

海斗は嬉しそうに笑った。

『本当にっ!!ありがとう!…晴奈…』

ぞくっ!


「あ…ああうん…」


ドラマみたいに照れながら晴奈と呼ぶ海斗を見ていると、なんか寒い…(失礼だけど)
やっぱ、私にはああいうのは無理かも…。





『じゃ、これメルアド。登録して』
「…わかった。」


メルアドが書かれたメモを、晴奈は受け取った。



『ここ見て』
海斗は、そのメモを指差してちらちら晴奈を覗き込んだ。

「なに?」
『ほらこれ……』
「…え…!……っ…」

唇が、塞がれた。
柔らかくて、暖かい。海斗は優しく唇を動かした。


「ん゛っ……ぅ゛」

思わず濁った声が出てしまった。

感想

  • 4886: 続きふつーに気になりまぁす? [2011-01-16]
  • 4974: 続き早め↑↑ [2011-01-16]

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