Better 3
見るといつ入ってきたのか,昨夜会った女が扉に寄り掛かっていた。
「ねー,あたしも混ぜてくんなァい?」
「ぁ…サチ!」
波は動揺していない様だが,おかしい。他人にセックスを見られたなんて。
「なんで…ここに?」
恐る恐る聞いてみた。
「急にエロいことしたくなっちゃったのォ,お兄さん突っ込んでくれない?その立派なの」
自分たちが何も被っていないことに気付き,あわてて
布団を手繰り寄せる。
「サチ…さん。君,ここに泊まってる人?」
「そう。でもお金なくなっちゃったから今日出るのォー」
俺はまだよく理解できないが,波は至って冷静だ。
「サチ,家ないの?」
「ないねーそんなもん。お金貯まったらホテル来る。無くなったら出ていく。それだけ」
「バイトしてるの?」
「バイトってゆーか売春?ハゲたおっさんと寝てお金もらうの。で金に余裕有る時はシャブ。頭おかしくなって乱交」
荒れている割にはしっかりした子だな,と思った。波は目を輝かせて彼女を見つめている。
「で…何でここに?」
「だからァ,お兄さんとセックスしたいの。お嬢ちゃんとレズプレイでも良いよォ?あはは」
「あたし,波」
「あァ,なみちゃん。あたしと寝る?」
そんな事を平気で言う彼女は大物だとさえ思う。男の前で,その男の彼女を性行為に誘うのか?普通。
「悪いねお兄さん,あたしは普通じゃないのー」
サチは,俺の心を見透かしたように言った。
「……」
「あーあ。もういーやァ。二人でラブラブしてろよ」
サチがさっと部屋を出ていこうとした時,波が叫ぶように言った。
「サチ!」
「ぁ?なーに?」
「…あたしたちが住んでるとこに来ない?」
俺の家。
「はァ?」
「ね…良いよね?先生」
「ぇ」
良いわけが無い。が,ほったらかしたりしてもサチが野垂れ死にかねない。
「…まじでェ?」
「うん。お金が貯まるまでいなよ。ね,先生」
しっくりこないが,波が言う事だから許すしかない。
「ん,あぁ…」
「じゃそうしよォ。性生活は邪魔しないから安心してねーん★」
とんでもない事になった。
--つづく--
「ねー,あたしも混ぜてくんなァい?」
「ぁ…サチ!」
波は動揺していない様だが,おかしい。他人にセックスを見られたなんて。
「なんで…ここに?」
恐る恐る聞いてみた。
「急にエロいことしたくなっちゃったのォ,お兄さん突っ込んでくれない?その立派なの」
自分たちが何も被っていないことに気付き,あわてて
布団を手繰り寄せる。
「サチ…さん。君,ここに泊まってる人?」
「そう。でもお金なくなっちゃったから今日出るのォー」
俺はまだよく理解できないが,波は至って冷静だ。
「サチ,家ないの?」
「ないねーそんなもん。お金貯まったらホテル来る。無くなったら出ていく。それだけ」
「バイトしてるの?」
「バイトってゆーか売春?ハゲたおっさんと寝てお金もらうの。で金に余裕有る時はシャブ。頭おかしくなって乱交」
荒れている割にはしっかりした子だな,と思った。波は目を輝かせて彼女を見つめている。
「で…何でここに?」
「だからァ,お兄さんとセックスしたいの。お嬢ちゃんとレズプレイでも良いよォ?あはは」
「あたし,波」
「あァ,なみちゃん。あたしと寝る?」
そんな事を平気で言う彼女は大物だとさえ思う。男の前で,その男の彼女を性行為に誘うのか?普通。
「悪いねお兄さん,あたしは普通じゃないのー」
サチは,俺の心を見透かしたように言った。
「……」
「あーあ。もういーやァ。二人でラブラブしてろよ」
サチがさっと部屋を出ていこうとした時,波が叫ぶように言った。
「サチ!」
「ぁ?なーに?」
「…あたしたちが住んでるとこに来ない?」
俺の家。
「はァ?」
「ね…良いよね?先生」
「ぇ」
良いわけが無い。が,ほったらかしたりしてもサチが野垂れ死にかねない。
「…まじでェ?」
「うん。お金が貯まるまでいなよ。ね,先生」
しっくりこないが,波が言う事だから許すしかない。
「ん,あぁ…」
「じゃそうしよォ。性生活は邪魔しないから安心してねーん★」
とんでもない事になった。
--つづく--
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