官能小説!(PC版)

Better 3

[8103]  2006-09-01投稿
見るといつ入ってきたのか,昨夜会った女が扉に寄り掛かっていた。

「ねー,あたしも混ぜてくんなァい?」

「ぁ…サチ!」

波は動揺していない様だが,おかしい。他人にセックスを見られたなんて。

「なんで…ここに?」

恐る恐る聞いてみた。

「急にエロいことしたくなっちゃったのォ,お兄さん突っ込んでくれない?その立派なの」

自分たちが何も被っていないことに気付き,あわてて
布団を手繰り寄せる。

「サチ…さん。君,ここに泊まってる人?」

「そう。でもお金なくなっちゃったから今日出るのォー」

俺はまだよく理解できないが,波は至って冷静だ。

「サチ,家ないの?」

「ないねーそんなもん。お金貯まったらホテル来る。無くなったら出ていく。それだけ」

「バイトしてるの?」

「バイトってゆーか売春?ハゲたおっさんと寝てお金もらうの。で金に余裕有る時はシャブ。頭おかしくなって乱交」

荒れている割にはしっかりした子だな,と思った。波は目を輝かせて彼女を見つめている。

「で…何でここに?」

「だからァ,お兄さんとセックスしたいの。お嬢ちゃんとレズプレイでも良いよォ?あはは」

「あたし,波」

「あァ,なみちゃん。あたしと寝る?」

そんな事を平気で言う彼女は大物だとさえ思う。男の前で,その男の彼女を性行為に誘うのか?普通。

「悪いねお兄さん,あたしは普通じゃないのー」

サチは,俺の心を見透かしたように言った。

「……」

「あーあ。もういーやァ。二人でラブラブしてろよ」
サチがさっと部屋を出ていこうとした時,波が叫ぶように言った。

「サチ!」

「ぁ?なーに?」

「…あたしたちが住んでるとこに来ない?」

俺の家。

「はァ?」

「ね…良いよね?先生」

「ぇ」

良いわけが無い。が,ほったらかしたりしてもサチが野垂れ死にかねない。

「…まじでェ?」

「うん。お金が貯まるまでいなよ。ね,先生」

しっくりこないが,波が言う事だから許すしかない。

「ん,あぁ…」

「じゃそうしよォ。性生活は邪魔しないから安心してねーん★」

とんでもない事になった。

--つづく--

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