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カテキョ 3

[8617]  2006-01-01投稿
突然のキス。深雪にとっては、生まれて初めてのキス。いわゆるファーストキスってやつだった。大きな目をいっぱいに開き、目の前のドアップの薫を、ただただ見るしかできない深雪。そして唇が離れた。

「…しちゃった」

「ぇ…なっ…はぁっ?」

動転している深雪。言葉がうまく出てこない。目をそらすわけにもいかず、薫を見ながら口をパクパクしている。

「ごめん。俺、お前にホレてる」

「!!!」

真っ直ぐな瞳で言われ、顔が真っ赤になる深雪。思ってもみなかった展開。

「お前は?」

顔をずいっと近づけ深雪に問う。後ずさりしようとして、椅子がガタッと音をたてる。

「あの…私…も…えと…す…すす…すぅ〜っ…」

「なに(笑)」

「好き(>□<)!!!」

そう言った瞬間、深雪を抱きしめる薫。また椅子が音をたてた。硬直する深雪。

「はぁ…嬉し〜…」

深雪の耳元で呟く薫。深雪はぎこちなく、薫の背中に手をまわす。

「わ…たしも…嬉しい…」

ゆっくりと体をはがし、深雪を見つめる薫。

「もっかい、キスして良い?」

「えっ…うん…」

ちゅっ…

きつく抱きしめ合いながら、口づけを交わす二人。そして少しずつ、舌を絡ませ始める。

ちゅっ…んちゅっ…

「んっ…は…ん…」

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