強引
ロックが好きな私は職場の同僚のセイと話が盛り上がり、彼のアパートにお邪魔することになった。メタリカやハロウィンなどを鑑賞し、セイが大いに語るのを興味津々に聞いていた。
6歳年上のセイには彼女がいる。その人と出会う前から私は密かにセイを想っていた。未練があった。せめて気持ちを伝えていれば…もう遅いのだけど。セイとは以前からメールや電話でよくやりとりをしていた。
彼女との結婚を考えているなんて、聞きたくもない話を敢えて聞き出していたのは私の方だ。諦めるきっかけが欲しかった。だから映画に誘った時も断ってくれるものだと思っていた。セイは快諾した。想定外だった。帰り際「キスしたい」とつぶやいた私に、そっと唇を重ねて頭をなでた。
タバコをふかしながらセイはずっとしゃべっている。今回に関しては誘ったのはセイだった。抱かれるかもしれないと思った。知らないうちに私はセイの唇を目で追っていた。しかしエレキのソロパートを聞いていると意外にも性欲は湧いてこない。これで良かったのかもと安心していたのも束の間、いきなりセイは私に覆い被さって荒々しくキスしてきた。
ワタシ「セ…イ!ンンンッ…待っ、ンフッ…て!」
セイ「待たない。もう十分待った。」
6歳年上のセイには彼女がいる。その人と出会う前から私は密かにセイを想っていた。未練があった。せめて気持ちを伝えていれば…もう遅いのだけど。セイとは以前からメールや電話でよくやりとりをしていた。
彼女との結婚を考えているなんて、聞きたくもない話を敢えて聞き出していたのは私の方だ。諦めるきっかけが欲しかった。だから映画に誘った時も断ってくれるものだと思っていた。セイは快諾した。想定外だった。帰り際「キスしたい」とつぶやいた私に、そっと唇を重ねて頭をなでた。
タバコをふかしながらセイはずっとしゃべっている。今回に関しては誘ったのはセイだった。抱かれるかもしれないと思った。知らないうちに私はセイの唇を目で追っていた。しかしエレキのソロパートを聞いていると意外にも性欲は湧いてこない。これで良かったのかもと安心していたのも束の間、いきなりセイは私に覆い被さって荒々しくキスしてきた。
ワタシ「セ…イ!ンンンッ…待っ、ンフッ…て!」
セイ「待たない。もう十分待った。」
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