五年前 [3]
「ごちそうさまでしたー!!今日のはめっちゃ美味しかったよ」
既に食べ終わって、テレビを見ているヒロに声をかける。
「おそまつさまでしたー…あ、ねえミナちゃん」
床にちょこんと正座するヒロ。
お願い事をするときのポーズだ。
「何??」
「…早く、風呂上がってね」
夕飯が豪華だったのも、そのためか。
髪を乾かし終わって、自分の部屋に入ると後ろからヒロが抱きついてきた。
乱暴にパジャマを脱がして、ベッドに押し倒される。
私はヒロのことを愛している訳ではない。彼はジャニーズに入れそうな可愛らしい顔をしているけれど、胸のドキドキを感じたことは一度もない。
一緒だと楽だし、楽しいから、なんとなく体を許してしまっただけだ。
二回続けてやった後、私はベッドから降りた。
ヒロはシーツをぎゅっと掴んで眠っている。
汗ばんだ頬をそっと撫でると、彼は僅かに眉を寄せ、小さく呻いた。
既に食べ終わって、テレビを見ているヒロに声をかける。
「おそまつさまでしたー…あ、ねえミナちゃん」
床にちょこんと正座するヒロ。
お願い事をするときのポーズだ。
「何??」
「…早く、風呂上がってね」
夕飯が豪華だったのも、そのためか。
髪を乾かし終わって、自分の部屋に入ると後ろからヒロが抱きついてきた。
乱暴にパジャマを脱がして、ベッドに押し倒される。
私はヒロのことを愛している訳ではない。彼はジャニーズに入れそうな可愛らしい顔をしているけれど、胸のドキドキを感じたことは一度もない。
一緒だと楽だし、楽しいから、なんとなく体を許してしまっただけだ。
二回続けてやった後、私はベッドから降りた。
ヒロはシーツをぎゅっと掴んで眠っている。
汗ばんだ頬をそっと撫でると、彼は僅かに眉を寄せ、小さく呻いた。
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