0号16
今日は朝から天気がいい。おふくろは休みで早くから家事を始めた。
オレはゆうべ美咲ともう一回戦したので、ちょっと寝坊した。
「朝買い物に行くけど、美咲行く?」
「行く行く」
「お兄ちゃんは?」
「行かない」
って感じで、まったくいつもの会話。
二階にいると美咲が声をかけた
「行かないの?」
「ああ…」
美咲は髪を両耳の後ろでくくって、セーターにスカート。いつもジーンズのくせに…
「ちょっとその辺に行くだけだろ?」
「外出るの久しぶりだもん」
オレの前でクルッと回った。可愛い…
「じゃ…行ってきまあす」
「ああ…」
結局昨日、4回もした…
でも異常なのかな…オレは美咲が何回でも欲しいと思った。
あっけらかんとしている無邪気な妹…
おふくろにしゃべってしまうんじゃないかと思うくらいノンキに見えた。
思えば、このエロ小説が原因だ…
美咲はオレにとって0号…現実のオレの妹…
その後、昼食は外で済ませるとの電話があった。美咲にせがまれてショッピングが伸びたに違いない…
また眠気がさして来た…
階段をばたばた音がする。
いねむりしていたオレはやっと目覚めた。
「おやつ」
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