星に願いを NO.12
私は秀太郎と一緒に住む事になった。母から連絡など一切なかった。むしろ、男を連れ込むには都合がいいだろう。
夏休み明けには自立できるだけの資金も貯まる。それまで秀太郎に甘えることした。
私は毎朝起きて、朝食を作り、学校へ行き、バイトへ行って、夕食を作る。休みの日には洗濯と掃除をする。その繰り返しだった。
一方、秀太郎は私が作ったものを食べ、学校へ行き、バイトへ行く。だが時折、バイトを休み、長くて2日帰らない事もあった。
彼女がいる様子はなかった。最も彼女などいる家に一応女である私を入れる訳がない。
また、秀太郎は家事が苦手だった。けれど、私が何かしているのを見ると必ず手伝ってくれた。
そして、私たちは毎日同じベッドで眠り、私は必ず彼の腕を枕代わりにしていた。
特に緊張することは無かった。私たちは本当に友だちだった。
その頃には“伊吹くん”から“秀太郎”と呼び方は変わっていた。
20年生きてきて最も安心して生活ができていた時だった。
夏休み明けには自立できるだけの資金も貯まる。それまで秀太郎に甘えることした。
私は毎朝起きて、朝食を作り、学校へ行き、バイトへ行って、夕食を作る。休みの日には洗濯と掃除をする。その繰り返しだった。
一方、秀太郎は私が作ったものを食べ、学校へ行き、バイトへ行く。だが時折、バイトを休み、長くて2日帰らない事もあった。
彼女がいる様子はなかった。最も彼女などいる家に一応女である私を入れる訳がない。
また、秀太郎は家事が苦手だった。けれど、私が何かしているのを見ると必ず手伝ってくれた。
そして、私たちは毎日同じベッドで眠り、私は必ず彼の腕を枕代わりにしていた。
特に緊張することは無かった。私たちは本当に友だちだった。
その頃には“伊吹くん”から“秀太郎”と呼び方は変わっていた。
20年生きてきて最も安心して生活ができていた時だった。
感想
感想はありません。
「 小椋都 」の官能小説
- Kind of love NO.3
- Kind of love NO.2
- Kind of love NO.1
- 星に願いを NO.26(完)
- 星に願いを NO.25
- 星に願いを NO.24
- 星に願いを NO.23