Kind of love NO.1
『散歩道〜三上愛理奈の場合〜』?
宮坂真紀は急いでタクシーを拾って隣街のカフェへ向かっている。今日は女子高生と待ち合わせなのだ。
彼女は雑誌編集者。女子高生から主婦に至るまで、人気を誇る女性誌『Call』の担当だ。26歳、独身。彼氏ナシ。そんな彼女は今回、特別企画の読者体験コーナーを任された。しかもテーマは『恋愛とセックス』
しばらくどちらもしていない真紀にとっては酷な仕事なのだが、上司の命令は絶対で。渋々引き受けたのである。
「三上愛理奈さんですか…?」
真紀はかけた紺色のブレザーに緑色のリボン、紺色のプリーツスカートに身を包む少女に声をかけた。彼女は席を立たず、ペコッと会釈だけした。
薄茶色の少しクセのある髪。色白でややぽっちゃりの彼女。恥ずかしそうにテーブルの紅茶を見つめている。
「遅くなってすみません。私が担当の宮坂真紀です。よろしくお願いします。」
真紀は名刺を差し出しながら軽く声をかけた。愛理奈の方はまだ緊張しているのか、笑顔が固い様子であった。
「今回は応募ありがとうございます。テーマは…その…ご存知ですよね?」
真紀は愛理奈に尋ねた。もしここでキャンセルだとしたら、仕事にならない。慎重にいかねばならない。
「名前は出さないし、ほんとに話を聞かせてもらうだけだから…。」
真紀は段々不安になっていった。やはりまだ未成年の女の子にこんなテーマは重いのだろうか。と考えた。
しかし、愛理奈は顔をあげ、真紀に微笑んだ。
「すみません。ちょっと緊張しちゃって。よろしくお願いします。」
愛理奈は真紀の目を見ながらこたえる。
インタビューのスタートだ。
宮坂真紀は急いでタクシーを拾って隣街のカフェへ向かっている。今日は女子高生と待ち合わせなのだ。
彼女は雑誌編集者。女子高生から主婦に至るまで、人気を誇る女性誌『Call』の担当だ。26歳、独身。彼氏ナシ。そんな彼女は今回、特別企画の読者体験コーナーを任された。しかもテーマは『恋愛とセックス』
しばらくどちらもしていない真紀にとっては酷な仕事なのだが、上司の命令は絶対で。渋々引き受けたのである。
「三上愛理奈さんですか…?」
真紀はかけた紺色のブレザーに緑色のリボン、紺色のプリーツスカートに身を包む少女に声をかけた。彼女は席を立たず、ペコッと会釈だけした。
薄茶色の少しクセのある髪。色白でややぽっちゃりの彼女。恥ずかしそうにテーブルの紅茶を見つめている。
「遅くなってすみません。私が担当の宮坂真紀です。よろしくお願いします。」
真紀は名刺を差し出しながら軽く声をかけた。愛理奈の方はまだ緊張しているのか、笑顔が固い様子であった。
「今回は応募ありがとうございます。テーマは…その…ご存知ですよね?」
真紀は愛理奈に尋ねた。もしここでキャンセルだとしたら、仕事にならない。慎重にいかねばならない。
「名前は出さないし、ほんとに話を聞かせてもらうだけだから…。」
真紀は段々不安になっていった。やはりまだ未成年の女の子にこんなテーマは重いのだろうか。と考えた。
しかし、愛理奈は顔をあげ、真紀に微笑んだ。
「すみません。ちょっと緊張しちゃって。よろしくお願いします。」
愛理奈は真紀の目を見ながらこたえる。
インタビューのスタートだ。
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