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Kind of love NO.2

[6230]  小椋都  2007-03-16投稿
『散歩道〜三上愛理奈の場合〜』?


「じゃあ…今彼との出会いから聞かせてもらおうかな?」

真紀はレコーダーをテーブルに置き、応募書類と書き込みができるようにペンとノートを出した。

「はい。彼は同級生で隣のクラスなんです。」
愛理奈は頬をピンク色にしながら話した。

「愛理奈ちゃんは2年生だよね。1年の時に同じクラスだったとか?」

「いえ。初めて会ったのは中3の時なんです。」

「中学も一緒だったの?」

「中学は別で、うちの近くに大きい公園があって、彼はいつもそこで犬の散歩してたんです。同級生っていうのは1年の時に知ったんだけど。」

会話の中に女子高生の初々しさが所々真紀には見えた。

「へぇ〜。じゃあどういうきっかけで付き合うようになったの?」

「彼から声をかけてきたんです。公園で。それから学校でも話すようになって、一緒に朝散歩したり、学校から一緒に帰ったり。」

「彼からプッシュされたのね。」

「はい。初デートで彼から告られて、それから半年付き合ってますね。」

愛理奈は照れを隠すように、紅茶を飲んだ。
「そっか。仲が良さそうだね。さて、ここから際どい質問になるけどいいかな?」

真紀はじっと愛理奈を見た。逃げないように、捕まえるような目で。

「はい。覚悟はできてます。」

愛理奈は微笑みながら真紀に返した。

「彼とのH。聞かせて下さい。」

真紀はペンをギュッと持ち、愛理奈が口を開くのを待った。

愛理奈は周りを気にしながら話し始めた。

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