手錠
(あぁ、ムカつくなぁ…) 校舎の2階にある生物室の窓から、中庭が見える。 中庭では、教師と生徒の団欒のひととき。
(俺のもんに触んなよ)
生物室からその様子を見てた睦又玲雄(むつまたれお)は、イラつきを抑えられないでいた。
おかしいと、思う。
男に欲情するなんて。
教師が、生徒と話してるという、ありふれた場面にヤキモチ妬くなんて。
羽衣音(はいね)を独り占めしたい。
誰にも触らせないように、何処かに閉じ込めたい―。
放課後の生物室―。
全裸にされ、後ろ手にネクタイで手をしばられた教師と、その教師に熱くなった自信をくわえさせる、生徒がいた。
「俺以外の人間と仲良くしちゃ駄目って、言ったよね?羽衣音、おしおきだよ」 閉じ込めるなんて出来ないから、性という名の『手錠』で、羽衣音を繋ぐ。
(俺のもんに触んなよ)
生物室からその様子を見てた睦又玲雄(むつまたれお)は、イラつきを抑えられないでいた。
おかしいと、思う。
男に欲情するなんて。
教師が、生徒と話してるという、ありふれた場面にヤキモチ妬くなんて。
羽衣音(はいね)を独り占めしたい。
誰にも触らせないように、何処かに閉じ込めたい―。
放課後の生物室―。
全裸にされ、後ろ手にネクタイで手をしばられた教師と、その教師に熱くなった自信をくわえさせる、生徒がいた。
「俺以外の人間と仲良くしちゃ駄目って、言ったよね?羽衣音、おしおきだよ」 閉じ込めるなんて出来ないから、性という名の『手錠』で、羽衣音を繋ぐ。
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