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クラブ編1

[10469]  たいせ  2007-04-12投稿
私はクラブに勤めるホステスです。実は店に勤める年下のボーイから「好きです」と告白されたのです。
その時私は突然のことだったので
『冗談でしょ、あまり年上をからかわないんだよ!』と突き放すように言うと
「冗談でこんな真剣なこと言わないよ!本当だよ!だから少しでもいいから考えて欲しい…」
と言われたのです。
私も仕事柄年上のおじさま達からはよく告白はされ慣れていたのですが、年下のしかも同じ職場のボーイから告白されるなんて思ってもいませんでしたので
『一週間考えさせて』
ととりあえず言い、その日は終わったのです。
それから一週間は彼の視線が気になり、時々彼の方を見ると、彼は必ず微笑みを返してきたのです。
私としても彼のことは、特に好きでもなく、嫌いでもなかったのですが、当時別に好きな人がいたので断ろうとは決めていたのです。ただ、今まで年下の男性から交際してと言われたことがなく、彼に好きと言われ、確に心がときめいたのも事実ですし、健気に働く彼の姿にも引かれつつあったのも事実なのです。
そして、約束の一週間が経ち、私は閉店した店の中で彼の掃除が終わるのを待っていたのです。
少し迷いはあったのですが、断ろうと決めていたのです。
店は既に他のホステスや従業員、店長も帰っていて、私と彼の二人きりになっていたのです。
彼は掃除が終るとネクタイをキリリと締め直し、私の前に立ったのです。
「この前の返事聞かせて欲しい」
と照れていたのか、少しうつ向き加減で目線を反らして言ったのです。
私はそのモジモジした純粋な姿にドキドキしたのですが、やっぱりハッキリ伝えないといけないと思い
『あなたの気持ちは凄く嬉しかったけど、色々考えて、やっぱり付き合えないです。ごめんね』
と言ったのです。
彼はハッと顔を上げ、潤んだ瞳で一直線に私を見つめ「何でですか!本当に本当に大好きで、一週間ご飯が喉を通らないくらい、ドキドキ、切ない思いでいたのに…」
と言葉を詰まらせながら、その場に泣き崩れたのです。
彼は
「好きなのに…好きなのに…」
と何度も呟きながら泣き、その素直なストレートな姿に私の心は動揺したのです。

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