官能小説!(PC版)

瞳15

[14452]  2007-05-03投稿
制服に着替えた二人はとりあえず体育を休んだ言い訳を考えた。

「じゃあ私が具合悪くなったのをたまたま桐也・・・ぁ、梶乃くんが、見つけたってことで」
「うん、伊那谷さんを保健室に連れて行ったってことで」

教室でふたりきりでいると先ほどの行為は夢だったように思えた。

「桐也って・・・」

「え?」

「何人の人と・・・そういうことしたの?」

「二桁はいってないから大丈夫」

呆れて理子は校庭を見た。
なんの変わりもなく空が青かった。

「桐也、私・・・」
「お!桐也!お前何やってたんだよ!」

クラスの男子が帰ってきた。

「あ、理・・・伊那谷さんを保健室に」

「委員長が?大丈夫?」

理子はほぼ男子全員に委員長と言われ親しまれていた。

「うん、もうだいぶ楽になったんだけど、梶乃くんが付いててくれるって」

「おいおい、委員長はみんなの委員長だぜ〜なぁ?」

続々と男子が帰ってきた。
女子はまだ帰ってこない。

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